「臺」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

臺とは、うてな／周りを見渡せるように作られた高い建物／物見台などの意味をもつ漢字。14画の画数をもち、至部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『臺』の字には少なくとも、臺ダイ・ 臺タイ・ 臺コ・ 臺グ・ 臺しもべ・ 臺うてなの6種の読み方が存在する。

意味

1. うてな。周りを見渡せるように作られた高い建物。物見臺。「臺閣・灯臺・番臺・露臺・楼臺・気象臺・天文臺」
2. 小高く平たい土地。「臺地・高臺」
3. だい。物を据えたり乗せるための礎。「臺形・臺座・鏡臺・寝臺・砲臺・舞臺(ぶたい)」
4. 物事の基礎。下地。「臺紙・臺帳・臺本・土臺」
5. 相手に対する敬称。「貴臺・尊臺・老臺・臺臨」
6. 車などの乗り物の数をかぞえる語。「臺数・一臺・二臺・十臺・百臺・千臺」
7. 数量の大まかな範囲を表す語。「大臺(おおだい)・五十歳臺・三百円臺・二十番臺・十貫臺」
8. 皇族や相手に対する尊称。「臺命・臺覧・臺臨・貴臺・尊臺・老臺」
9. 天臺宗の略称。タイ。「臺密・臺嶺」
10. たいふう。颱の代用字。タイ。「臺風」
11. もたげる。擡の代用字。タイ。「臺頭」
12. 臺湾の略称。類義語：臺「日臺・米臺」

熟語

台東／臺東【たいとう】

[中国語]Taidong、[英語]Taitung

たいとうけん(台東県、臺東縣)
たいとうし(台東市、臺東市)
。

台北／臺北【たいほく】

[中国語]Taibei、[英語]Taipei／Taipeh

台湾／臺灣【たいわん】

[中国語]Taiwan、[英語]Taiwan、[葡][英語]Formosa(旧称)

西洋からの旧称・雅称は「フォルモサ(Formosa)」。
日本では「高砂(タカサゴ)」とも呼ぶ。ちゅうかみんこく(中華民国)。

台電／臺電【たいでん】

[中国語]Taidian

台鉄／臺鐵【たいてつ】

[中国語]Taitie

文字コード

「臺」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「臺」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。