「違」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、ちがう/異なる/まちがう/一致しないなどの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、辵部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「違」
字体
読み 音読み
訓読み ちが()
ちが(える)
《外》()
《外》()
《外》たが()
《外》たが(える)
《外》よこしま
部首 辵部
画数 総画数 13画
部首内画数 辵部10画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検4級
日本語能力検定 JLPT N3

書き方・読み方

書き方

違_書き方
違の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、よこしま違えるちがえる違うちがう違えるたがえる違うたがう違るさる違いかいの8種の読み方が存在する。

意味

  1. ちがう。なる。まちがう。一致しない。「相違・違算・違式・違和」
  2. たがう。そむく。たがえる。ちがえる。「違憲・違式・違背・違法・違反・違約」
  3. さる。れる。ざかる。げる。る。
  4. よこしま。過失。いこと。道理にあわない。「非違」

熟語

違う【たがう】

一致しなくなる。相違する。相あわない。

違える【たがえる】

[他動詞下一段]ちがえる・ちがわせる。合わないようにする。一致させない・くいちがわせる。

目違い【めちがい】

[Romaji]mechigai/me-chigai

見当違い・見そこない。
[建]隣り合っている木目や石目が異なること。
[建]木材の継手(ツギテ)や組手(クミテ)で、接合のための凸凹または突起や穴の部分。

方違え【かたたがえ】

[暦]陰陽道(オンヨウドウ)の説により平安時代以降行われた風習。
他出する時、目的地が忌むべき方角に当たる場合、これを避(サ)けて前夜に恵方(エホウ)に行って泊まり、方角を変えて目的地へ出発すること。
「方違い」とも呼ぶ。

方違い【かたたがい】

[暦]かたたがえ(方違え)

文字コード

「違」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「違」の文字コード一覧
Unicode 1 U+9055
JISX0213 1-16-67
戸籍統一文字番号 2 442610
住基ネット統一文字 J+9055

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「違」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店
新大字典4 講談社 17242
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 12882
大漢和辞典6 7 大修館書店
大漢語林8 大修館書店 11621

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「違」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「違」についての総括
  1. 違の画数 :13画
  2. 違の部首 : 辵
  3. 違の読み方:イ・よこしま・ちがえる・ちがう・たがえる・たがう・さる・かい
  4. 違の意味 :ちがう/異なる/まちがう/一致しない
以上で「違」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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