「想」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

想とは、おもう／思い浮かべる／考えを巡らすなどの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、心部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『想』の字には少なくとも、想ソウ・ 想ソ・ 想ショウ・ 想うおもうの4種の読み方が存在する。

意味

1. おもう。思い浮かべる。考えを巡らす。「想起・想像・想定・愛想・回想・感想・奇想・空想・幻想・思想・追想・発想・夢想・瞑想(めいそう)・妄想・予想・理想・連想」
2. 五蘊(ごうん)の一つ。

想の用法：五蘊

五蘊【ごうん】とは、人がもつ心身の両面にわたる作用を五つの要素にまとめたもの。「蘊(うん)」は集まりを意味する。「五陰(ごおん)」「色受想行識」とも。三科(五蘊、十二処、十八界)の一つ。

熟語

四字熟語

「想」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

愛想【あいそ】

好感・親しみを持たれるような仕種(シグサ)・言葉。
好意を示した仕種・言葉。
愛想笑い
特別な心遣い・もてなし・茶菓子・心付け。

誤想【ごそう】

思い違い・考え違い。
誤想防衛：ごそうぼうえい(誤想防衛)
。

選民思想【せんみんしそう】

[英語]elitism

神によって選ばれた民族で、他の民族を神への信仰に導く使命を持っているという思想。
優越主義につながる危険性を秘めている。
[宗]特にユダヤ教による、ヘブライ人(ユダヤ人)は神ヤハウェによって唯一選ばれた民族として、神の使わすメシア(救世主)より救われるとする信仰。

観想【かんそう】

[希]theoria、[羅]contemplatio、[英語]contemplation

観想【かんそう】

[仏]仏や浄土の様相を具体的に想起すること。霊的直観。
[仏]観想念仏の略称。

文字コード

「想」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「想」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。