「案」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、あん/考え/考え方/考えた内容などの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、木部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「案」
字体
読み 音読み アン
訓読み 《外》かんが(える)
《外》つくえ
部首 木部
画数 総画数 10画
部首内画数 木部6画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検7級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

案_書き方
案の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、アンつくえ案えるかんがえるの3種の読み方が存在する。

意味

  1. あん。え。えた内容。「案をす」
  2. あん。下書き。ごしらえ。原稿。また、計画。「案をてる」
  3. 調べる。す。計画。「案出・案検・思案・考案・勘案」
  4. かねてっていたこと。予想。「案の定」
  5. つくえ。おぜん。。「案下・玉案」

熟語

四字熟語

「案」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

「案」が入る四字熟語
挙案斉眉きょあんせいび 蛍窓雪案けいそうせつあん 不知案内ふちあんない

案山子【かがせ】

[農]かかし(カカシ、案山子、鹿驚)

公案【こうあん】

公文書の下書。訴訟の目安(メヤス)・案文。
[仏]禅宗で、悟道のため参禅者に与えて工夫・解決させる課題。

検案室【けんあんしつ】

警察署などにある、医師の治療を受けずに死亡した死体を、医師が死亡事実を医学的に確認する部屋。

案山子【そおづ】

かかし(案山子)。
かかし(カカシ、案山子、鹿驚)
「そぼちびと(濡人)」の意。

案山子【そおず】

そおづ(案山子)

文字コード

「案」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「案」の文字コード一覧
Unicode 1 U+6848
JISX0213 1-16-38
戸籍統一文字番号 2 166270
住基ネット統一文字 J+6848

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「案」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 4164
新大字典4 講談社 6972
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 4994
大漢和辞典6 7 大修館書店 14762
大漢語林8 大修館書店 5061

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第4学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「案」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「案」についての総括
  1. 案の画数 :10画
  2. 案の部首 : 木
  3. 案の読み方:アン・つくえ・かんがえる
  4. 案の意味 :あん/考え/考え方/考えた内容
以上で「案」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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