「沖」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「冲」については「冲(漢字)」をご覧ください。

とは、おき/海・湖などの岸から遠く離れた水上などの意味をもつ漢字。7画の画数をもち、水部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「沖」
字体
読み 音読み 《外》ジュ
《外》
《外》トウ
《高》チュウ
訓読み おき
《外》()
《外》むな(しい)
部首 水部
画数 総画数 7画
部首内画数 水部4画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検4級
日本語能力検定 JLPT N1
異体字「冲」
字体
画数 6画
Unicode U+51B2
JISX0213 1-49-53

書き方・読み方

書き方

沖_書き方
沖の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、トウチュウジュ沖しいむなしい沖ぶとぶおきの7種の読み方が存在する。

意味

  1. おき。などのかられた水上。「沖合・沖魚」
  2. とぶ。まっすぐにがる。「沖天」
  3. むなしい。ろな状態。「沖虚」

熟語

祖沖之【そちゅうし】

[中国語]ZuChongzhi

[人]中国、南北朝時代の数学者・天文学者(429~500)。范陽(Fanyang)の人。
南朝宋の太史令(天文台長)で、462<大明6>『大明暦(DaminLi)』を作成し、孝武帝(XiaowuDi)に献上。

沖積世【ちゅうせきせい】

[英語]AlluvialEpoch

[歴][地]完新世の別称。
かんしんせい(完新世)

沖サワラ/沖鰆【おきさわら】

[俗][魚]スズキ目(Perciformes)クロタチカマス科(Gempylidae)のウシサワラの別称。
うしさわら(ウシサワラ、牛鰆)
[俗][魚]スズキ目サバ科(Scombridae)サワラ属(Scomberomorus)のカマスサワラの別称。
かますさわら(カマスサワラ、カマス鰆)

ルンガ沖夜戦【るんがおきやせん】

[英語]BattleofTassafaronga(タサファロンガ海戦)

[歴]第二次世界大戦中の1942.11.30(昭和17)深夜、南太平洋のガダルカナル島(GuadalcanalIsland)北岸で行われた日本海軍とアメリカ海軍の戦い。
制海権のないガダルカナル島へ物資輸送する日本軍の第二水雷戦隊(駆逐艦8隻)をアメリカ軍の巡洋艦隊(重巡4隻・軽巡1隻・駆逐艦6隻)が迎撃したもの。
物資の詰まったドラム缶を海中に投下中にアメリカ軍に発見され、投下を中止して反撃したもの。

マレー沖海戦【まれーおきかいせん】

[歴]1941年(昭和16年)12月10日。
航空機のみでイギリス海軍の戦艦レパルスとプリンス・オブ・ウェールズを撃沈。
真珠湾攻撃は同月8日。

文字コード

「沖」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「沖」の文字コード一覧
Unicode 1 U+6C96
JISX0213 1-18-13
戸籍統一文字番号 2 194470
住基ネット統一文字 J+6C96

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「沖」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 4842
新大字典4 講談社 8271
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 5870
大漢和辞典6 7 大修館書店 17209
大漢語林8 大修館書店 5838

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「沖」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「沖」についての総括
  1. 沖の画数 :7画
  2. 沖の部首 : 水
  3. 沖の読み方:トウ・チュウ・ズ・ジュ・むなしい・とぶ・おき
  4. 沖の意味 :おき/海・湖などの岸から遠く離れた水上
以上で「沖」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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