岸とは、きし/水と陸との境/水際/崖などの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、山部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 岸 | |
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読み | 音読み | ガン |
訓読み | きし 《外》かどだ(つ) |
|
部首 | 山部 | |
画数 | 総画数 | 8画 |
部首内画数 | 山部5画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検8級 | |
日本語能力検定 | JLPT N2 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『岸』の字には少なくとも、岸・ 岸・ 岸つの3種の読み方が存在する。
意味
熟語
彼岸【ひがん】
[仏]悟りの境地。
[仏](転じて)あの世。来世。
右岸【うがん】
川の下流に向かって右側の岸。
⇔さがん(左岸)
。
左岸【さがん】
川の下流に向かって左側の岸。
⇔うがん(右岸)
。
岸辺【きしべ】
[Romaji]kishibe/Kishibe
岸のほとり。岸のあたり。
大阪府吹田市(スイタシ)東部の地名。
根岸【ねぎし】
[Romaji]Negishi
東京都台東区(タイトウク)北部中央の地名。東を下谷(シタヤ)、北を荒川区東日暮里(ヒガシニッポリ)に接する下町。
正岡子規「雀(スズメ)より鶯(ウグヒス)多き根岸かな」。
文字コード
「岸」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+5CB8 |
---|---|
JISX0213 | 1-20-63 |
戸籍統一文字番号 2 | 090760 |
住基ネット統一文字 | J+5CB8 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 2229 |
新大字典4 | 講談社 | 3816 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 2756 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 8009 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 2718 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「岸」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「岸」についての総括
- 岸の画数 :8画
- 岸の部首 : 山
- 岸の読み方:ガン・きし・かどだつ
- 岸の意味 :きし/水と陸との境/水際/崖
以上で「岸」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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