傷とは、きず/怪我(けが)/痛みなどの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、人部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 傷 | |
---|---|---|
読み | 音読み | ショウ |
訓読み | きず 《中》いた(む) 《中》いた(める) 《外》そこ(なう) |
|
部首 | 人部 | |
画数 | 総画数 | 13画 |
部首内画数 | 人部11画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検5級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『傷』の字には少なくとも、傷・ 傷なう・ 傷・ 傷める・ 傷むの5種の読み方が存在する。
意味
- 傷【きず】
-
- 傷が咎(トガ)める
熟語
傷【きず】
傷が咎(トガ)める
。
傷物/疵物【きずもの】
傷のついた物。こわれ物。
[経](特に)傷がついて値打ちの下がった商品。
逃げ傷/逃げ疵【にげきず】
うしろきず(後ろ傷、後ろ疵)
。
傷痍【しょうい】
[英語]wound
きず(傷)・けが(怪我)。
傷痍軍人:しょういぐんじん(傷痍軍人)
。
挫傷【ざしょう】
[羅]contusio、[英語]contusion
[医]打撲(ダボク)・転倒などで、皮下組織や深部の軟組織が損傷すること。鈍性の外力作用のため、直接受けた皮膚表面には損傷がないものの、内部の組織が損傷しているもの。
打ち身([英語]bruise)・捻挫(ネンザ)([英語]sprain)など。
文字コード
「傷」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+50B7 |
---|---|
JISX0213 | 1-29-93 |
戸籍統一文字番号 2 | 012040 |
住基ネット統一文字 | J+50B7 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 420 |
新大字典4 | 講談社 | 716 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 543 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 1029 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 551 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1968年(昭和43年)
学年別漢字配当表(昭和43年)に掲載
小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表(備考欄)」に記載される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「傷」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「傷」についての総括
- 傷の画数 :13画
- 傷の部首 : 人
- 傷の読み方:ショウ・そこなう・きず・いためる・いたむ
- 傷の意味 :きず/怪我(けが)/痛み
以上で「傷」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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