「炎」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、ほのお/燃え上がる火/焔などの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、火部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。

漢字「炎」
字体
読み 音読み エン
《外》タン
《外》ダン
《外》オン
訓読み ほのお
《外》(える)
部首 火部
画数 総画数 8画
部首内画数 火部4画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検3級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

炎_書き方
炎の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ダンタンオンエン炎えるもえるほのおの6種の読み方が存在する。

意味

  1. ほのお。がる。「火炎・外炎・内炎・余炎」
  2. もえる。がる。「炎炎・炎焼・炎上」
  3. けるようにあついさま。い。「炎暑・炎天・炎熱」
  4. しくい感情。激情。「気炎・情炎」
  5. みやれをともなう症状。「炎症・脳炎・筋炎・肺炎・胃腸炎・結膜炎・皮膚炎・膀胱炎」

熟語

四字熟語

「炎」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

「炎」が入る四字熟語
気炎万丈きえんばんじょう

肺炎【はいえん】

[病]肺の炎症。
ガン・心疾患に次いで日本人の死因第3位。

風炎【ふうえん】

[英語]foehnphenomenon

[気]ふぇーんげんしょう(フェーン現象)

炎帝【えんてい】

[中国語]Yandi/YanDi

赤帝(Chidi)の別称。
せきてい(赤帝)
神としての太陽。
(火徳を以って王となったことから)神農氏(ShennongShi)(シンノウシ)。

司馬炎【しばえん】

[中国語]ShimaYang

[人]中国、西晋(XiJin)の初代皇帝(236~290)。諡(オクリナ)は武帝(WuDi)。司馬懿(ShimaYi)(シバ・イ)の孫、二代皇帝恵帝(HuiDi)の父。

迦楼羅炎【かるらえん】

不動明王の光背(コウハイ)の名称。こうはい(光背)。
カルラの口から吐く火炎に似るからいう。

文字コード

「炎」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「炎」の文字コード一覧
Unicode 1 U+708E
JISX0213 1-17-74
戸籍統一文字番号 2 213060
住基ネット統一文字 J+708E

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「炎」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 5419
新大字典4 講談社 9161
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 6573
大漢和辞典6 7 大修館書店 18910
大漢語林8 大修館書店 6450

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「炎」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「炎」についての総括
  1. 炎の画数 :8画
  2. 炎の部首 : 火
  3. 炎の読み方:ダン・タン・オン・エン・もえる・ほのお
  4. 炎の意味 :ほのお/燃え上がる火/焔
以上で「炎」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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