「畜」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、やしなう/動物を飼い育てる/飼われる動物などの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、田部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。

漢字「畜」
字体
読み 音読み チク
《外》キク
《外》キュウ
《外》
《外》チュウ
《外》チュ
訓読み 《外》()
《外》たくわ(える)
《外》やしな()
部首 田部
画数 総画数 10画
部首内画数 田部5画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検3級
日本語能力検定 JLPT N2

書き方・読み方

書き方

畜_書き方
畜の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、チュウチュチクキュウキク畜うやしなう畜えるたくわえる畜うかうの9種の読み方が存在する。

意味

  1. やしなう。動物をてる。われる動物。「畜産・家畜・牧畜」
  2. 家畜の略称。「畜殺・役畜(えきちく)・獣畜・人畜・屠畜・用畜」
  3. けだもの。。「畜生(ちくしょう)・鬼畜」
  4. たくわえる。え。「畜積」

畜の用法:六畜

六畜【りくちく/ろくちく】とは、六種の。昔から畜産農家でよく飼育されてきた家畜の総称。それぞれの家畜に適当な役割を与えて使役してきた。

六畜の種類
家畜 ()
読み ウマ ウシ ヒツジ ニワトリ イヌ ブタ
用途 荷物運搬 田を耕す 祭事の供物 朝を知らせる 防犯対策 もてなしの料理

熟語

五畜【ごちく】

5種類の家畜。
牛・羊・豕(イノコ)(ブタ)・狗(犬)・鶏のこと。
「ごきゅう(五畜)」とも呼ぶ。

六畜【ろくちく】

[中国語]liuchu

馬・牛・羊・豕(イノコ)(ブタ)・狗(犬)・鶏の6種の家畜の総称。
「りくちく(六畜)」とも呼ぶ。ごちく(五畜)。

五畜【ごきゅう】

ごちく(五畜)

鬼畜米英【きちくべいえい】

[歴]大東亜戦争(第二次世界大戦)当時の日本のスローガン。
「米英人は鬼や畜生(家畜)と同じ」の意味。ぼうしようちょう(暴支膺懲)。

患畜【かんちく】

[農]家畜感染症に感染した家畜。
移動禁止や殺処分(埋却・焼却)される。ぎじかんちく(疑似患畜)。

文字コード

「畜」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「畜」の文字コード一覧
Unicode 1 U+755C
JISX0213 1-35-60
戸籍統一文字番号 2 244610
住基ネット統一文字 J+755C

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「畜」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 6076
新大字典4 講談社 10183
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 7368
大漢和辞典6 7 大修館書店 21814
大漢語林8 大修館書店 7192

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「畜」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「畜」についての総括
  1. 畜の画数 :10画
  2. 畜の部首 : 田
  3. 畜の読み方:チュウ・チュ・チク・ク・キュウ・キク・やしなう・たくわえる・かう
  4. 畜の意味 :やしなう/動物を飼い育てる/飼われる動物
以上で「畜」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。