造とは、つくる/物を生みだす/拵えるなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、辵部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校5年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 造 | |
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読み | 音読み | ゾウ 《外》ソウ |
訓読み | つく(る) 《外》いた(る) 《外》な(る) 《外》はじ(める) 《外》みやつこ |
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部首 | 辵部 | |
画数 | 総画数 | 10画 |
部首内画数 | 辵部7画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検6級 | |
日本語能力検定 | JLPT N2 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『造』の字には少なくとも、造・ 造・ 造・ 造める・ 造る・ 造る・ 造るの7種の読み方が存在する。
意味
- つくる。物を生みだす。拵える。類義語:創「造営・造花・造船・造幣・改造・偽造・急造・建造・構造・醸造・人造・製造・創造・捏造(ねつぞう)・密造・模造・木造・濫造(らんぞう)」
- 起こす。行う。「造反」
- いたる。窮める。行き着く。「造詣(ぞうけい)」
- にわか。慌しい。「造次」
熟語
四字熟語
「造」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
造反有理 |
平手造酒【ひらてみき】
[Romaji]HirateMiki
[文]講談・浪曲『天保水滸伝』に登場する、ニヒルな浪人・剣客。千葉周作(シュウサク)の門下で、破門されて下総(シモフサ)の義侠の笹川繁蔵(シゲゾウ)に身を寄せる。
繁蔵と飯岡助五郎との出入りで、助っ人として活躍するが斬り殺される。
玉造郡【たまつくりぐん】
[Romaji]TamatsukuriGun
[古]宮城県北西部の郡。岩出山町(イワデヤママチ)・鳴子町(ナルコチョウ)の町。2006年(平成18年)3月31日岩出山町・鳴子町、古川市(フルカワシ)と志田郡(シダグン)の松山町(マツヤママチ)・三本木町(サンボンギチョウ)・鹿島台町(カシマダイマチ)、遠田郡(トオダグン)の田尻町(タジリチョウ)の1市6町が合併して大崎市(オオサキシ)を発足。
玉作/玉造【たまつくり】
玉を製作すること。また、その職人。
「玉磨(タマス)り」、「玉屋(タマヤ)」とも呼ぶ。
造り酒屋【つくりざかや】
くらもと(蔵元)
。
平作り/平造【ひらづくり】
鎬(シノギ)のない刀剣。
⇔しのぎづくり(鎬作り、鎬造)参照しのぎ(鎬)
。
文字コード
「造」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+9020 |
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JISX0213 | 1-34-04 |
戸籍統一文字番号 2 | 440090 |
住基ネット統一文字 | J+9020 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 10160 |
新大字典4 | 講談社 | 17159 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 12794 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 38898’ |
大漢語林8 | 大修館書店 | 11542 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
第5学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
第5学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
第5学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「造」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「造」についての総括
- 造の画数 :10画
- 造の部首 : 辵
- 造の読み方:ゾウ・ソウ・みやつこ・はじめる・なる・つくる・いたる
- 造の意味 :つくる/物を生みだす/拵える
以上で「造」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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