異体字「醉」については「醉(漢字)」をご覧ください。
酔とは、酒や薬などで脳が麻痺する/気分が悪くなるなどの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、酉部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。
| 字体 | 酔 | |
|---|---|---|
| 読み | 音読み | スイ |
| 訓読み | よ(う) | |
| 部首 | 酉部 | |
| 画数 | 総画数 | 11画 |
| 部首内画数 | 酉部4画 | |
| 国語施策 | 常用漢字 | |
| JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
| 漢字検定 | 漢検3級 | |
| 日本語能力検定 | JLPT N1 | |
| 字体 | 醉 |
|---|---|
| 画数 | 15画 |
| Unicode | U+9189 |
| JISX0213 | 1-78-45 |
書き方・読み方
書き方

読み方
『酔』の字には少なくとも、酔・ 酔うの2種の読み方が存在する。
意味
- 酒や薬などで脳が麻痺する。気分が悪くなる。対義語:醒「酔臥(すいが)・酔漢・酔眼・酔客・酔狂・酔態・宿酔・沈酔・泥酔・微酔・麻酔・乱酔・爛酔(らんすい)」
- 物事に心を奪われる。夢中になる。熱中する。「心酔・陶酔」
熟語
四字熟語
「酔」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
| 一酔千日 |
馬酔木【あせび】
[植]あしび(アシビ、馬酔木)
。
馬酔木【あしび】
[歴][文]伊藤左千夫らが発刊した短歌雑誌。あららぎ(アララギ)。1903年(明治36年)創刊。
馬酔木【ばすいぼく】
[植]あしび(アシビ、馬酔木)
。
アシビ/馬酔木【あしび】
[学名]Pierisjaponica
[植]ツツジ目(Ericales)ツツジ科(Ericaceae)アセビ属(Pieris)の常緑低木。葉は神経毒アセボトキシン(asebotoxin)、アセボチン(asebotin)、アセボクエルシトリン(aseboquercitrin)、アセボプルプリン(asebopurpurine)などを含み、作物の殺虫剤として、また牛馬の皮膚の寄生虫の駆除として用いられた。
「あせび(馬酔木)」、「ばすいぼく(馬酔木)」とも呼ぶ。
竹酔日/竹醉日【ちくすいじつ】
[中国語]zhuzuiri
[暦]陰暦五月十三日の別称。中国の俗説で、この日に竹を植えると、よく繁茂するという。
「ちくすいにち(竹酔日)」、「竹迷日(チクメイジツ)」、「りゅうせいじつ(竜生日、龍生日)」、「竹植うる日」、「竹植える日」、「竹植え日」とも呼ぶ。
文字コード
「酔」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
| Unicode 1 | U+9154 |
|---|---|
| JISX0213 | 1-31-76 |
| 戸籍統一文字番号 2 | 451910 |
| 住基ネット統一文字 | J+9154 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
| 書籍 | 出版社 | 検字番号 |
|---|---|---|
| 角川大字源3 | 角川書店 | 10401 |
| 新大字典4 | 講談社 | 17524 |
| 新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 13084 |
| 大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 39807 |
| 大漢語林8 | 大修館書店 | 11803 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「酔」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「酔」についての総括
- 酔の画数 :11画
- 酔の部首 : 酉
- 酔の読み方:スイ・よう
- 酔の意味 :酒や薬などで脳が麻痺する/気分が悪くなる
以上で「酔」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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