「乳」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

乳とは、乳腺(にゅうせん)から分泌される白い液／また、ちぶさなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、乙部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『乳』の字には少なくとも、乳ニュウ・ 乳ニュ・ 乳ジュ・ 乳ちち・ 乳ちの5種の読み方が存在する。

意味

1. 乳腺(にゅうせん)から分泌される白い液。また、ちぶさ。
2. ち。ちち。乳汁。「乳飲み子」。
3. ちち状の液。にゅう。「乳液・乳剤・乳鉢・豆乳」
4. ちちしる。子を養うために母体から分泌する液体。にゅう。「乳汁・乳牛・乳白色・乳臭・牛乳・母乳・授乳・離乳・哺乳(ほにゅう)」
5. ち。ちぶさ。「乳首」
6. ちぶさ。ちぶさの形に似たもの。「乳頭・鍾乳(しょうにゅう)石」
7. 母のちちを飲む時期・期間。「乳児・乳歯」
8. 旗・幕・のぼり・羽織・わらじなどのへりにつけて、竹やひもなどを通す小さな輪。
9. 釣鐘の表面に並んでいる、いぼ状の突起。

熟語

四字熟語

「乳」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

乳【ち】

乳汁。「ちち(乳)」とも呼ぶ。
乳房(チブサ)。

乳房【ちぶさ】

[英語]breast(胸)

乳首【ちくび】

[Romaji]chikubi

乳の間【ちのま】

梵鐘(ボンショウ)の一部分で、乳(チ)と呼ばれる突起が数多く並んでいる平たい部分。銘文が刻まれている池(イケ)の間と呼ばれる平たい部分の上に位置する。ち(乳)。

巨乳【きょにゅう】

[俗]乳房(チブサ)が人一倍豊満であること。また、そのような女性。
⇔ひんにゅう(貧乳)
。

文字コード

「乳」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「乳」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。