奏とは、すすめる/申し上げるなどの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、大部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 奏 | |
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読み | 音読み | ソウ 《外》シュ |
訓読み | 《高》かな(でる) 《外》すす(める) |
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部首 | 大部 | |
画数 | 総画数 | 9画 |
部首内画数 | 大部6画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検5級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『奏』の字には少なくとも、奏・ 奏・ 奏める・ 奏でるの4種の読み方が存在する。
意味
熟語
四字熟語
「奏」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
帷幄上奏 |
総奏【そうそう】
[伊]tutti(全てで)
[楽]とぅってぃ(トゥッティ)。
国栖奏【くずのそう】
[歴]奈良・平安時代まで、大和国吉野の国栖の人が朝廷の儀式に参賀して歌笛を奏したこと。くず(国栖、国樔、国巣)、くずうた(国栖歌)。
平安以降は国栖人(クズビト)の参賀が途絶えたため、朝廷の楽人がこれを行なった。
滑奏【かっそう】
[伊]glissando
[楽]ぐりっさんど(グリッサンド)。
奏楽堂【そうがくどう】
[建]1890年(明治23年)建てられた東京音楽学校(現:東京芸術大学音楽学部)の講堂。
日本最初の木造の洋式音楽ホール。1987年(昭和62年)都美術館の裏に移築。
協奏曲【きょうそうきょく】
[伊]concerto(コンチェルト)
[楽] 。文字コード
「奏」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+594F |
---|---|
JISX0213 | 1-33-53 |
戸籍統一文字番号 2 | 067770 |
住基ネット統一文字 | J+594F |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 1778 |
新大字典4 | 講談社 | 3001 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 2211 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 5915 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 2157 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1968年(昭和43年)
学年別漢字配当表(昭和43年)に掲載
小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表(備考欄)」に記載される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「奏」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「奏」についての総括
- 奏の画数 :9画
- 奏の部首 : 大
- 奏の読み方:ソウ・シュ・すすめる・かなでる
- 奏の意味 :すすめる/申し上げる
以上で「奏」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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