「欺」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

欺とは、あざむく／嘘をついて人を騙す／迷わす／誑かすなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、欠部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『欺』の字には少なくとも、欺ギ・ 欺キ・ 欺くあざむくの3種の読み方が存在する。

意味

1. あざむく。嘘をついて人を騙す。迷わす。誑かす。「欺心・欺瞞(ぎまん)・詐欺」

欺の用法：五礙

五礙【ごげ】とは、仏教用語における「女性が持つ５つの障害」といわれるもの。五障(ごしょう)／女人五障とも。

熟語

四字熟語

「欺」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

詐欺【さぎ】

詐(イツワ)り欺(アザム)くひと。ペテン。
[法] 英語：フロード(fraud)／スウィンドル(swindle)。

欺魄【きはく】

[中国語]qipo

土人形・土偶(ドグウ)。
古代中国では雨乞い(求雨)などに使用された。
「き(欺)」は漢音で、「ぎ(欺)」は慣用音。

赤サギ／赤詐欺【あかさぎ】

[俗](警察関係者が使用する俗語で)結婚詐欺。さぎ(詐欺)。
。

欺騙旅券【ぎへんりょけん】

別人に成りすまして入手した真正旅券。
偽変造旅券(boguspassport)と異なり、入国審査での発見は困難。りょけん(旅券)。

青サギ／青詐欺【あおさぎ】

[俗](警察関係者が使用する俗語で)金銭・金融詐欺。さぎ(詐欺)。
。

文字コード

「欺」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「欺」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。