「怨」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、うらむ/恨み/仇/あだ/かたき/憎いと思う/うらめしいなどの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、心部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校卒業/大学/一般レベルの漢字とされる。

漢字「怨」
字体
読み 音読み オン
《外》ウン
《高》エン
訓読み 《外》うら()
《外》うら()
部首 心部
画数 総画数 9画
部首内画数 心部5画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検2級

書き方・読み方

書き方

怨_書き方
怨の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、オンエンウン怨むうらむ怨みうらみの5種の読み方が存在する。

意味

  1. うらむ。み。。あだ。かたき。いとう。うらめしい。「怨恨・怨嗟・怨訴・怨敵・怨念・怨霊(おんりょう)・仇怨・閨怨・私怨・宿怨・積怨」

怨の用法:五礙

五礙【ごげ】とは、仏教用語における「女性が持つ5つの障害」といわれるもの。五障(ごしょう)/女人五障とも。

五障の種類
取得不可 梵天王 帝釈天 魔王 転輪王
修行の障 煩悩
(煩悩障)

(業障)

(生障)

(法障)

所知
(所知障)
五力の障

熟語

四字熟語

「怨」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

「怨」が入る四字熟語
怨親平等おんしんびょうどう

怨霊【おんりょう】

怨(ウラ)みを抱いて祟(タタ)りをなす死霊(シリョウ)。
「悪霊(アクリョウ)」とも呼ぶ。ごりょうづか(御霊塚)、ろくしょごりょう(六所御霊)、はっしょごりょう(八所御霊)。

八所怨霊【はっしょおんりょう】

[歴]はっしょごりょう(八所御霊)

文字コード

「怨」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「怨」の文字コード一覧
Unicode 1 U+6028
JISX0213 1-17-69
戸籍統一文字番号 2 118450
住基ネット統一文字 J+6028

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「怨」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 2780
新大字典4 講談社 4809
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 3445
大漢和辞典6 7 大修館書店 10479
大漢語林8 大修館書店 3307

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「怨」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「怨」についての総括
  1. 怨の画数 :9画
  2. 怨の部首 : 心
  3. 怨の読み方:オン・エン・ウン・うらむ・うらみ
  4. 怨の意味 :うらむ/恨み/仇/あだ/かたき/憎いと思う/うらめしい
以上で「怨」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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