漂とは、ただよう/さまよう/水に浮かぶ/身を流れにまかせるなどの意味をもつ漢字。14画の画数をもち、水部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。
字体 | 漂 | |
---|---|---|
読み | 音読み | ヒョウ |
訓読み | ただよ(う) 《外》さら(す) |
|
部首 | 水部 | |
画数 | 総画数 | 14画 |
部首内画数 | 水部11画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検3級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『漂』の字には少なくとも、漂・ 漂う・ 漂すの3種の読み方が存在する。
意味
熟語
漂砂【ひょうさ】
[地]砂が大量に水を含んで飽和し、流動しやすくなっている状態。また、流動する現象。
山間部では豪雨によってガケ崩れなどが発生しやすくなる。
ヒルギ/蛭木/漂木【ひるぎ】
[学名]Rhizophoraceae
[植]キントラノオ目(Malpighiales)ヒルギ科(Rhizophoraceae)の常緑樹の総称。オヒルギ・メヒルギ・オオバヒルギ・ヤエヤマヒルギなど。
耐塩性で、熱帯海岸湿地のマングローブを形成する。
漂流教室【ひょうりゅうきょうしつ】
[漫]楳図かずおのSF恐怖マンガ。
1972~1974(昭和47~昭和49)週刊誌「少年サンデー」に連載。
。
文字コード
「漂」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+6F02 |
---|---|
JISX0213 | 1-41-26 |
戸籍統一文字番号 2 | 204230 |
住基ネット統一文字 | J+6F02 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 5230 |
新大字典4 | 講談社 | 8792 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 6362 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 18102 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 6265 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「漂」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「漂」についての総括
- 漂の画数 :14画
- 漂の部首 : 水
- 漂の読み方:ヒョウ・ただよう・さらす
- 漂の意味 :ただよう/さまよう/水に浮かぶ/身を流れにまかせる
以上で「漂」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。