畳とは、たたむ/積み重ねる/積み上げるなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、田部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 畳 | |
---|---|---|
読み | 音読み | ジョウ 《外》チョウ |
訓読み | たた(む) たたみ 《外》かさ(ねる) |
|
部首 | 田部 | |
画数 | 総画数 | 12画 |
部首内画数 | 田部7画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検4級 | |
日本語能力検定 | JLPT N2 |
字体 | 疂 |
---|---|
画数 | 16画 |
Unicode | U+7582 |
JISX0213 | 1-65-42 |
字体 | 疉 |
---|---|
画数 | 22画 |
Unicode | U+7589 |
JISX0213 | 1-65-41 |
字体 | 疊 |
---|---|
画数 | 22画 |
Unicode | U+758A |
JISX0213 | 1-65-40 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『畳』の字には少なくとも、畳・ 畳・ 畳・ 畳む・ 畳ねるの5種の読み方が存在する。
意味
- たたむ。積み重ねる。積み上げる。「畳語・重畳(ちょうじょう)」
- たたみ。和室に敷く敷物。「京畳(きょうだたみ)・畳表(たたみおもて)・畳床(たたみどこ)・畳縁(たたみべり)」
- 畳の数で表す床面積。複数の寸法がある。「四畳・六畳・八畳」
- 畳【たたみ】
-
- たたむこと。
- [古]敷物の総称。
- [建]和室の床に敷く、ワラ(藁)を縫い固めた畳床(タタミドコ)に畳表(タタミオモテ)を縫(ヌ)いつけた敷物。
京間(キョウマ)・田舎間(イナカマ)・団地間など地方・建物によってサイズは異なる。たたみよせ(畳寄せ、畳寄)。- 女房とタタミは新しい方がいい
- 草履・雪踏・下駄などの履物の表に貼(ハ)って縫いつけるもの。
- 別字、「疂」、「疊」、「疉」。
熟語
畳【たたみ】
たたむこと。
[古]敷物の総称。
[建]和室の床に敷く、ワラ(藁)を縫い固めた畳床(タタミドコ)に畳表(タタミオモテ)を縫(ヌ)いつけた敷物。
畳表【たたみおもて】
[Romaji]tatamiomote/tatami-omote
イグサ(藺草)の茎を麻糸で織(オ)った蓙(ゴザ)。
畳床(タタミドコ)の上面に貼(ハ)って縫(ヌ)いつけるもの。
。
畳鰯【たたみいわし】
[食]カタクチイワシの稚魚(シラス)を生のまま、竹の簀(ス)などで海苔(ノリ)のように抄(す)いて、薄い板状にして干した食品。
生のまま干しているので、一度茹(ユ)でてから干す「しらす干し」より味が濃い。
軽く炙(アブ)って食べる。
客畳【きゃくだたみ】
[Romaji]kyakudatami
茶室で、客の座る畳。
貴人畳(キニンダダミ)(床前畳)に次ぐ座席となる。てまえだたみ(点前畳、手前畳)、ちゃしつ(茶室)。
石畳/甃【いしだたみ】
板石を敷き詰めた所。また、その石。きりいし(切り石、切石)、ぬのじき(布敷)、しはんじき(四半敷)。
文字コード
「畳」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+7573 |
---|---|
JISX0213 | 1-30-86 |
戸籍統一文字番号 2 | 245320 |
住基ネット統一文字 | J+7573 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 6094 |
新大字典4 | 講談社 | 10204 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 7397 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 21875’ |
大漢語林8 | 大修館書店 | 7211 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
まとめ
「畳」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 畳の画数 :12画
- 畳の部首 : 田
- 畳の読み方:チョウ・ジョウ・たたみ・たたむ・かさねる
- 畳の意味 :たたむ/積み重ねる/積み上げる
ウサタロー