「粟」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、あわ/イネ科の一年草/五穀の一つ/九月ごろ小花が穂になって咲く/穀粒は小さくて黄色/米とまぜて主食とし、あめ・酒の原料とし、またあわもちにするなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、米部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

漢字「粟」
字体
読み 音読み ゾク
ショク
ソク
訓読み あわ
ふち
もみ
部首 米部
画数 総画数 12画
部首内画数 米部6画
国語施策 人名用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準1級

書き方・読み方

書き方

粟_書き方
粟の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ゾクソクショクもみふちあわの6種の読み方が存在する。

意味

  1. あわ。イネの一年草。五穀のつ。九月ごろ小花がになってく。穀粒はさくて黄色。とまぜて主食とし、あめ・の原料とし、またあわもちにする。「粟粒・一粟・で粟」
  2. もみ。イネ・キビなどの穀物の外皮がついた状態の
  3. ふち。扶持米。俸禄。
  4. 穀物。五穀の総称。

粟の用法:五穀

五穀【ごこく】とは、五つの代表的な穀物。や時代によって五穀の内訳が異なる。黍(きび)の代わりに(ひえ)が入る場合や、数が六穀や九穀になることも。穀物全体の豊作を指して「五穀豊穣」という。

五穀の種類
こめ むぎ あわ きび まめ

熟語

四字熟語

「粟」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。

「粟」が入る四字熟語
粟散辺地ぞくさんへんち 粟散辺土ぞくさんへんど

粟散【ぞくさん】

[仏]粟粒(アワツブ)を散らしたようにこまかく散ること。
[仏]こまかく点在する小国。
ぞくさんこく(粟散国)
粟散王、粟散辺地、粟散辺州、粟散辺土
古くは「そくさん(粟散)」。

粟散【そくさん】

[仏]ぞくさん(粟散)

粟国村【あぐにそん】

[Romaji]AguniSon

沖縄県島尻郡(シマジリグン)の村。沖縄本島西方、慶良間列島(ケラマレットウ)北東部の粟国島(アグニジマ)から成る。

粟散国【ぞくさんこく】

[仏]辺鄙(ヘンピ)なところにある小さい国。
「粟散」、「粟散辺地(ヘンジ)」、「粟散辺土(ヘンド)」とも呼ぶ。えんぶだい(閻浮提)。

ケシ/芥子/罌粟【けし】

[学名]Papaversomniferum

[植]双子葉植物キンポウゲ目(Ranunculales)ケシ科(Papaveraceae)ケシ亜科(Papaveroideae)ケシ属(Papaver)の一年草または二年草。
果実はアヘン(阿片)の原料となる。
心理学者ユング(CarlGustavJung)の生誕地。

文字コード

「粟」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「粟」の文字コード一覧
Unicode 1 U+7C9F
JISX0213 1-16-32
戸籍統一文字番号 2 300960
住基ネット統一文字 J+7C9F

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「粟」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 7217
新大字典4 講談社 11985
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 8772
大漢和辞典6 7 大修館書店 26922
大漢語林8 大修館書店 8495

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

まとめ

「粟」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「粟」についての総括
  1. 粟の画数 :12画
  2. 粟の部首 : 米
  3. 粟の読み方:ゾク・ソク・ショク・もみ・ふち・あわ
  4. 粟の意味 :あわ/イネ科の一年草/五穀の一つ/九月ごろ小花が穂になって咲く/穀粒は小さくて黄色/米とまぜて主食とし、あめ・酒の原料とし、またあわもちにする
以上で「粟」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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