「蛮」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

蛮とは、えびす／中国南方の異民族／未開の地に住む野蛮な民などの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、虫部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『蛮』の字には少なくとも、蛮バン・ 蛮えびすの2種の読み方が存在する。

意味

1. えびす。中国南方の異民族。未開の地に住む野蛮な民。「蛮夷(ばんい)・蛮人・蛮族・南蛮」
2. 荒々しい。乱暴な。粗野。「蛮行・蛮声・蛮風・蛮勇・蛮力・野蛮」

蛮の用法：四夷

四夷【しい】とは、《中国》漢民族以外の異民族を指す蔑称。 夷狄いてき・夷狄戎蛮いてきじゅうばんとも。

熟語

蛮社【ばんしゃ】

[歴]尚歯会の別称。
しょうしかい(尚歯会)
蛮社の獄：ばんしゃのごく(蛮社の獄)
。

南蛮【なんばん】

参照なんばんじん(南蛮人)
[食]南蛮辛子(トウガラシ)の略称。
とうがらし(トウガラシ、唐辛子、唐芥子、蕃椒)
[料]細長く切ったネギを加えて煮(ニ)、カタクリ粉などでとろみをつけた料理。かもなんばん(鴨南蛮)、なんばんに(南蛮煮)。

南蛮煮【なんばんに】

[料]野菜・魚・鳥肉などを炒(イ)め煮た料理。
[料]魚肉や鳥肉に、細長く切ったネギを加えて煮た料理。
単に「南蛮」とも呼ぶ。

南蛮錐【なんばんぎり】

ぎむれっと(ギムレット)
。

鴨南蛮【かもなんばん】

[料]ウドン・ソバなどに、鴨の肉と細長く切ったネギを加えて煮(ニ)、カタクリ粉などでとろみをつけた汁をかけたもの。
「かもなん(鴨南)」とも呼ぶ。
。

文字コード

「蛮」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「蛮」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。