「赤」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、あか/あかい色などの意味をもつ漢字。7画の画数をもち、赤部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校1年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「赤」
字体
読み 音読み セキ
《高》シャク
訓読み あか
あか()
あか(らむ)
あか(らめる)
部首 赤部
画数 総画数 7画
部首内画数 赤部0画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検10級
日本語能力検定 JLPT N4

書き方・読み方

書き方

赤_書き方
赤の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、セキシャク赤らめるあからめる赤らむあからむ赤いあかいあかの6種の読み方が存在する。

意味

  1. あか。あかい。「赤色・赤熱・赤飯・赤面・発赤」
  2. 表面にもない。きだし。わ。「赤脚・赤手・赤貧・赤裸裸」
  3. まこと。まごころ。「赤心・赤誠」
  4. 赤道。北半球と南半球の。「赤緯・赤経」
  5. 共産主義。共産主義者の象徴。「赤化・赤旗・赤軍」
赤【あか】
  • [色]三原色・七色(ナナイロ)の一つ。いろ(色)。
  • C=0,M=100,Y=100,B=0。
  • 古代日本語では、クロの「暗」に対する「明」を示す言葉だったと考えられている。
    ランプや白熱電灯を用いていた当時は紅色に近かったが、蛍光灯の普及に従い、1964(昭和39)東京オリンピック前あたりから印刷物や日の丸などがやや黄色かがった紅色に変わっている。
  • 英語:レッド(red)。
  • ドイツ語:ロート(Rot)。
  • フランス語:ルージュ(rouge)。
  • スペイン語:ティント(tinto)。
  • ロシア語:クラスノ(krasno)。
  • [俗]共産主義・共産主義者の俗称。
  • 赤狩り
  • あかむら(赤村)
  • 赤【しゃく】
  • [色]あか(赤)。
  • [暦]赤口(シャッコウ)。
    しゃっこう(赤口)
  • 赤銅(シャクドウ)。
    しゃくどう(赤銅)
  • 赤の用法:色の三原色

    色の三原色【いろのさんげんしょく】とは、の具の配合やカラー写真、プリンターのインクなどのを扱う場面で使われている。CMY(Cyan,Magenta,Yellow)の三色では鮮やかな黒色が出せないために、K(Black)が用意されている。

    CMYKの種類
    名称 略字 三原色 色合い
    シアン C みが明るい
    マゼンタ M みが鮮やかな
    イエロー Y
    ブラック K ×

    赤の用法:七色

    七色【なないろ】とは、太陽の光に照らされたに含まれる七つの。電磁波(可視光線)がもつ波長の長さによって色が変わって見える。水色もしくは藍色のどちらかが七色に含まれる。

    虹の七色の種類
    名称 電磁波の波長
    640 nm – 770 nm
    (だいだい) 590 nm – 640 nm
    (黄色) 550 nm – 590 nm
    490 nm – 550 nm
    (水色) 430 nm – 490 nm
    380 nm – 430 nm

    赤の用法:光の三原色

    光の三原色【ひかりのさんげんしょく】とは、Webデザイン、テレビやディスプレイなどを扱う場面で使われている。RGB。

    光の三原色の種類
    名称 略字 色合い
    レッド R
    グリーン G
    ブルー B

    熟語

    四字熟語

    「赤」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

    「赤」が入る四字熟語
    赤手空拳せきしゅくうけん

    赤【あか】

    [色]三原色・七色(ナナイロ)の一つ。いろ(色)。
    C=0,M=100,Y=100,B=0。

    赤【しゃく】

    [色]あか(赤)。
    [暦]赤口(シャッコウ)。
    しゃっこう(赤口)
    赤銅(シャクドウ)。

    赤子【せきし】

    赤ん坊、あかご(赤子)、乳飲み子。
    天子が人民をさす語。人民が天子を親と呼ぶのに対する。

    赤来【あかぎ】

    [Romaji]Akagi

    [古]あかぎちょう(赤来町)

    赤火【あかび】

    あかふじょう(赤不浄)

    文字コード

    「赤」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

    「赤」の文字コード一覧
    Unicode 1 U+8D64
    JISX0213 1-32-54
    戸籍統一文字番号 2 419570
    住基ネット統一文字 J+8D64

    文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

    検字番号

    検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

    「赤」の検字番号一覧
    書籍 出版社 検字番号
    角川大字源3 角川書店 9722
    新大字典4 講談社 16413
    新潮日本語漢字辞典5 新潮社 12343
    大漢和辞典6 7 大修館書店 36993
    大漢語林8 大修館書店 11087

    辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

    国語施策

    1946年(昭和21年)11月
    当用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
    1958年(昭和33年)
    学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
    昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第1学年の配当漢字として公示される。
    1977年(昭和52年)
    学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
    昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第1学年の配当漢字として公示される。
    1981年(昭和56年)10月
    常用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
    1989年(平成元年)
    学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
    平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
    9」に
    第1学年の配当漢字として公示される。
    2010年(平成22年)11月
    改定常用漢字表に掲載
    文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
    2017年(平成29年)
    学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
    令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
    第1学年の配当漢字として公示される。

    まとめ

    「赤」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

    「赤」についての総括
    1. 赤の画数 :7画
    2. 赤の部首 : 赤
    3. 赤の読み方:セキ・シャク・あからめる・あからむ・あかい・あか
    4. 赤の意味 :あか/あかい色
    以上で「赤」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

    ウサタロー

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