「辟」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、ひらく/かたよる/よこしま/めす/呼び寄せる/きみ/天子/つみ/刑罰などの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、辛部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

漢字「辟」
字体
読み 音読み
ヘキ
ビャク

ハク
ヒャク
ヘイ
訓読み かたよ()
きみ
(ける)
ひら()
()
よこしま
部首 辛部
画数 総画数 13画
部首内画数 辛部6画
JIS漢字水準 JIS第2水準
漢字検定 漢検1級

書き方・読み方

書き方

辟_書き方
辟の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ヘキヘイビャクヒャクハクよこしま辟すめす辟くひらく辟けるさけるきみ辟るかたよるの14種の読み方が存在する。

意味

ひらく/かたよる/よこしま/めす/呼び寄せる/きみ/天子/つみ/刑罰

辟の用法:五刑

五刑【ごけい】とは、古代中国発祥の刑罰体系。日本には「刑」を「」と置き換えて律令制度に組み込まれた。死罪・笞罪・杖罪・徒罪・流罪で五罪と成す。

五刑の種類
時代 刑名 略字 内容
大辟たいへき 死刑
墨刑ぼっけい 墨を体に入れる
劓刑ぎけい 鼻を削ぐ
剕刑ひけい 足を切る
宮刑きゅうけい 局部を切断/幽閉する
死刑しけい 死刑
笞刑ちけい で打つ
杖刑じょうけい で打つ
徒刑ずけい 強制労働を課す
流刑るけい 島流し

熟語

便辟【べんへき】

べんぺき(便辟)

便辟【べんぺき】

体裁をつくろい表向きの動作や態度はりっぱであるが、心が正しくないこと。また、そのような人。
人のきらうことを避けて、こびへつらうこと。

辟支仏【びゃくしぶつ】

[仏]自らの精神生活の体験によって真理を悟(サト)ろうとしている修行者。または、それを成就(ジョウジュ)した人。
「縁覚(エンガク)」とも呼ぶ。

文字コード

「辟」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「辟」の文字コード一覧
Unicode 1 U+8F9F
JISX0213 1-77-68
戸籍統一文字番号 2 436930
住基ネット統一文字 J+8F9F

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「辟」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 10061
新大字典4 講談社 17001
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 12680
大漢和辞典6 7 大修館書店 38642
大漢語林8 大修館書店 11444

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

まとめ

「辟」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「辟」についての総括
  1. 辟の画数 :13画
  2. 辟の部首 : 辛
  3. 辟の読み方:ミ・ヘキ・ヘイ・ビャク・ビ・ヒャク・ヒ・ハク・よこしま・めす・ひらく・さける・きみ・かたよる
  4. 辟の意味 :ひらく/かたよる/よこしま/めす/呼び寄せる/きみ/天子/つみ/刑罰
以上で「辟」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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