「振」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、ふる/ふるわせる/揺り動かすなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、手部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「振」
字体
読み 音読み シン
訓読み ()
(るう)
(れる)
《外》すく()
部首 手部
画数 総画数 10画
部首内画数 手部7画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検4級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

振_書き方
振の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、シン振れるふれる振るうふるう振るふる振うすくうの5種の読み方が存在する。

意味

  1. ふる。ふるわせる。かす。「振子・振動・振幅・振鈴」
  2. ふるう。活気づく。んになる。「振起・振興・振張・不振」
  3. う。ける。「振恤(しんじゅつ)」
  4. 《野球》バットをふること。「強振・三振」

熟語

四字熟語

「振」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。

「振」が入る四字熟語
椀飯振舞おうばんぶるまい 金声玉振きんせいぎょくしん

振り【ふり】

[接尾辞]振る動作を数える数詞。
[接尾辞]刀剣を数える数詞。

胆振【いぶり】

[Romaji]Iburi

[歴]旧国名。北海道十一ヶ国の一国。
現在の胆振(イブリ)・渡島(オシマ)・石狩・上川支庁に分属する。

静振【せいしん】

[地]ふくしんどう(副振動)

手振り【てぶり】

[古][経]取引所で、会員の代理人が市場で手を振って注文や価格などの符丁を示し、売買取引を行うこと。また、その代理人。
取引が電子化され、取引所会員が直接パソコンで取引するようになって消滅。

背振山【せふりやま】

[Romaji]SefuriYama

[地]福岡県と佐賀県との境にある山。標高1,055メートルで、筑紫山地(ツクシサンチ)・背振山地の最高峰・主峰。
「せぶりやま(背振山)」、「せふりさん(背振山)」とも呼ぶ。

文字コード

「振」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「振」の文字コード一覧
Unicode 1 U+632F
JISX0213 1-31-22
戸籍統一文字番号 2 135970
住基ネット統一文字 J+632F

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「振」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 3362
新大字典4 講談社 5561
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 4064
大漢和辞典6 7 大修館書店 12093
大漢語林8 大修館書店 3979

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「振」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「振」についての総括
  1. 振の画数 :10画
  2. 振の部首 : 手
  3. 振の読み方:シン・ふれる・ふるう・ふる・すくう
  4. 振の意味 :ふる/ふるわせる/揺り動かす
以上で「振」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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