「覚」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「覺」については「覺(漢字)」をご覧ください。

とは、おぼえる/知る/感じたものを記憶するなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、見部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「覚」
字体
読み 音読み カク
《外》コウ
訓読み おぼ(える)
(ます)
(める)
《外》さと()
《外》さと()
部首 見部
ツ部
画数 総画数 12画
部首内画数 見部5画
ツ部9画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検7級
日本語能力検定 JLPT N3
異体字「覺」
字体
画数 20画
Unicode U+89BA
JISX0213 1-75-20

書き方・読み方

書き方

覚_書き方
覚の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、コウカク覚るさとる覚りさとり覚めるさめる覚ますさます覚えるおぼえるの7種の読み方が存在する。

意味

  1. おぼえる。る。じたものを記憶する。「知覚・視覚・触覚・聴覚・味覚・才覚・感覚・錯覚・幻覚・統覚・予覚」
  2. さとす。る。かる。真理や意味にく。「覚知・才覚・先覚・本覚・自覚・不覚」
  3. さめる。りからめる。「覚悟・覚醒」

熟語

四字熟語

「覚」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。

「覚」が入る四字熟語
先知先覚せんちせんがく 平衡感覚へいこうかんかく

自覚【じかく】

自覚を促(ウナガ)す

味覚【みかく】

[英語]palate/taste

参照みらくりん(ミラクリン)
亜鉛には味覚機能向上の働きがある。

等覚【とうがく】

[仏]仏の別称。
諸仏の悟り(正覚)は平等、すべて等しいという意味。
[仏]菩薩の五十二位(ゴジュウニイ)のうち、五十一番目。

幻覚【げんかく】

[英語]hallucination

[心]現実に対応する刺激がないのに、神経の働きの異常により、あたかも実在するかのように知覚されること。
物がないのに物が見える幻視(ゲンシ)、音がないのに音が聞こえてくる幻聴(ゲンチョウ)、その他に幻味・幻臭・幻触などがある。さっかく(錯覚)、まじっくまっしゅるーむ(マジックマッシュルーム)、しゃるるぼねしょうこうぐん(シャルル・ボネ症候群)。

覚者【かくじゃ】

[仏]真理を悟った者。
ぶっだ(仏陀)

文字コード

「覚」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「覚」の文字コード一覧
Unicode 1 U+899A
JISX0213 1-19-48
戸籍統一文字番号 2 396050
住基ネット統一文字 J+899A

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「覚」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 9185
新大字典4 講談社 15492
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 11769
大漢和辞典6 7 大修館書店 34846
大漢語林8 大修館書店 10528

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第4学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「覚」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「覚」についての総括
  1. 覚の画数 :12画
  2. 覚の部首 : 見,ツ
  3. 覚の読み方:コウ・カク・さとる・さとり・さめる・さます・おぼえる
  4. 覚の意味 :おぼえる/知る/感じたものを記憶する
以上で「覚」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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