異体字「覚」については「覚(漢字)」をご覧ください。
覺とは、おぼえる/知る/感じたものを記憶するなどの意味をもつ漢字。20画の画数をもち、見部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 覺 | |
---|---|---|
読み | 音読み | コウ キョウ カク |
訓読み | おぼ(える) さ(ます) さ(める) 《外》さと(り) 《外》さと(る) |
|
部首 | 見部 | |
画数 | 総画数 | 20画 |
部首内画数 | 見部13画 | |
JIS漢字水準 | JIS第2水準 | |
漢字検定 | 漢検1級・漢検準1級 |
字体 | 覚 |
---|---|
画数 | 12画 |
Unicode | U+899A |
JISX0213 | 1-19-48 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『覺』の字には少なくとも、覺・ 覺・ 覺・ 覺る・ 覺り・ 覺める・ 覺ます・ 覺えるの8種の読み方が存在する。
意味
- おぼえる。知る。感じたものを記憶する。「知覺・視覺・触覺・聴覺・味覺・才覺・感覺・錯覺・幻覺・統覺・予覺」
- さとす。悟る。分かる。真理や意味に気が付く。「覺知・才覺・先覺・本覺・自覺・不覺」
- さめる。眠りから目が覺める。「覺悟・覺醒」
覺の用法:平水韻
平水韻【へいすいいん】とは、《中国》漢詩において押韻(韻を踏む)ために用いられる106の韻。一般的に「詩韻(しいん)」を意味する平水韻は、中古音の音韻体系を表すものとして用いられてきた。
平声 | 上平声 | 東 | 冬 | 江 | 支 | 微 | 魚 | 虞 | 齊 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
佳 | 灰 | 眞 | 文 | 元 | 寒 | 刪 | |||
下平声 | 先 | 蕭 | 肴 | 豪 | 歌 | 麻 | 陽 | 庚 | |
青 | 蒸 | 尤 | 侵 | 覃 | 鹽 | 咸 | |||
上声 | 董 | 腫 | 講 | 紙 | 尾 | 語 | 麌 | 薺 | |
蟹 | 賄 | 軫 | 吻 | 阮 | 旱 | 潸 | 銑 | ||
篠 | 巧 | 皓 | 哿 | 馬 | 養 | 梗 | 迥 | ||
有 | 寢 | 感 | 琰 (儉) |
豏 | |||||
去声 | 送 | 宋 | 絳 | 寘 | 未 | 御 | 遇 | 霽 | |
泰 | 卦 | 隊 | 震 | 問 | 願 | 翰 | 諫 | ||
霰 | 嘯 | 效 | 號 | 箇 | 禡 | 漾 | 敬 | ||
徑 | 宥 | 沁 | 勘 | 艶 | 陷 | ||||
入声 | 屋 | 沃 | 覺 | 質 | 物 | 月 | 曷 | 黠 | |
屑 | 藥 | 陌 | 錫 | 職 | 緝 | 合 | 葉 | ||
洽 |
熟語
独覚/獨覺【どっかく】
[仏]えんがく(縁覚、縁覺)
燭台など灯火の周りに据(ス)え、光が目に直接あたらないためなどに使用する土製の笠の一種。
。
文字コード
「覺」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+89BA |
---|---|
JISX0213 | 1-75-20 |
戸籍統一文字番号 2 | 397390 |
住基ネット統一文字 | J+89BA |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 9207 |
新大字典4 | 講談社 | 15533 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 11770 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 34973 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 10529 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「覺」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「覺」についての総括
- 覺の画数 :20画
- 覺の部首 : 見
- 覺の読み方:コウ・キョウ・カク・さとる・さとり・さめる・さます・おぼえる
- 覺の意味 :おぼえる/知る/感じたものを記憶する
以上で「覺」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。