丹とは、赤い色などの意味をもつ漢字。4画の画数をもち、丶部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 丹 | |
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読み | 音読み | タン |
訓読み | 《外》あか 《外》に 《外》まごころ |
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部首 | 丶部 | |
画数 | 総画数 | 4画 |
部首内画数 | 丶部3画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検4級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『丹』の字には少なくとも、丹・ 丹・ 丹・ 丹の4種の読み方が存在する。
意味
- 赤い色。「丹の鳥居」
- 赤色鉱物である硫化水銀鉱。辰砂(しんしゃ)。に。「丹砂・丹朱・丹頂・丹青」
- 鉛丹。鉛粉を焼いて作った顔料。「黄丹」
- ありのまま。かざりがない。まごころ。精気。「丹心・丹誠・丹精・丹念」
- 精練して作った薬。不老不死の薬。「仙丹・練丹」
- ねり薬の名にそえる語。「万金丹・反魂(はんごん)丹」
- 「丹波国」「丹後国」の略称。「丹州」
- 丹【に】
-
- 赤土に鉛丹(エンタン)を加えた、レンガ色の染料・絵具。
- [色]にいろ(丹色)
- 赤色の土。古くはこのまま染料とした。
- 丹塗(ニヌ)り
丹の用法:山陰道(行政区画)
山陰道(行政区画)【さんいんどう】とは、飛鳥時代以降における地域区分および行政区画の一つ。五畿七道の一道に数えられる。
現在の京都府北部、兵庫県北部、鳥取県、島根県にまたがる地域をさす。
山陰道 | ||
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律令国名 | 州名 | 略字 |
丹波国 | 丹州 | 丹 |
丹後国 | 丹州 | 丹 |
但馬国 | 但州 | 但 |
因幡国 | 因州 | 因 |
伯耆国 | 伯州 | 伯 |
出雲国 | 雲州 | 雲 |
石見国 | 石州 | 石 |
隠岐国 | 隠州 | 隠 |
熟語
四字熟語
「丹」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。
臍下丹田 | 丹沢山塊 | 碧血丹心 |
丹【に】
赤土に鉛丹(エンタン)を加えた、レンガ色の染料・絵具。
[色]にいろ(丹色)
赤色の土。古くはこのまま染料とした。
丹後【たんご】
[Romaji]Tango
[歴]旧国名。山陰道八ヶ国の一国(五郡)。現在の京都府の北部。丹土【につち】
赤色の土・あかつち(赤土)。
[建]建物に塗る、酸化鉄と黄土を混ぜた赤い塗料。
古代に、神社などに用いられた。
丹巴【だんぱ】
[中国語]Tanba
(TanbaXian)だんぱけん(丹巴県)
。
土丹【どたん】
[地]しるとがん(シルト岩)
。
文字コード
「丹」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+4E39 |
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JISX0213 | 1-35-16 |
戸籍統一文字番号 2 | 001130 |
住基ネット統一文字 | J+4E39 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 44 |
新大字典4 | 講談社 | 111 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 79 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 99 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 57 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「丹」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「丹」についての総括
- 丹の画数 :4画
- 丹の部首 : 丶
- 丹の読み方:タン・まごころ・に・あか
- 丹の意味 :赤い色
以上で「丹」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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