「諦」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、あきらめる/断念する/明らか/明らかにするなどの意味をもつ漢字。16画の画数をもち、言部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校卒業/大学/一般レベルの漢字とされる。

漢字「諦」
字体
読み 音読み テイ
《外》タイ
《外》ダイ
訓読み あきら(める)
《外》つまび(らか)
《外》まこと
部首 言部
画数 総画数 16画
部首内画数 言部9画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検2級

書き方・読み方

書き方

諦_書き方
諦の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、テイダイタイまこと諦らかつまびらか諦めるあきらめるの6種の読み方が存在する。

意味

  1. あきらめる。断念する。らか。らかにする。「諦観・諦視・諦念」
  2. まこと。真理。り。タイ。「三諦(さんだい)・四諦・真諦・俗諦」

諦の用法:四諦

四諦【したい】とは、《仏教》迷いと悟りの真理。仏教の根本教理。苦集滅道とも。

四諦の種類
四諦 くたい じったい めったい どうたい
意味 人生の四苦八苦 苦を集める煩悩 苦を滅した境地 悟りへの修行

熟語

四字熟語

「諦」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

「諦」が入る四字熟語
熱願冷諦ねつがんれいてい

四諦【しだい】

[仏]したい(四諦)

仮諦【けたい】

[仏]すべての現象は因(イン)と縁(エン)の和合による仮りの現れ(有)であるという真理。
天台宗で説く三諦の一つ。さんたい(三諦)。

苦諦【くたい】

[仏]四諦の一つ。
したい(四諦)

四諦【したい】

[仏]修行の迷いと悟りを、苦・集・滅・道の四段に分けて説明したもの。
「苦諦(クタイ)」とは、人が苦の報いで生れたこと。
「集諦(シッタイ)」とは、過去の煩悩が苦を招き集めること。

三諦【さんたい】

[仏]空諦(クウタイ)・仮諦(ケタイ)・中諦(チュウタイ)の総称。
天台宗で説く三種の哲理。
【1】空諦:万物はみな空(ただ一つの実在)であるという真理。

文字コード

「諦」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「諦」の文字コード一覧
Unicode 1 U+8AE6
JISX0213 1-36-92
戸籍統一文字番号 2 405320
住基ネット統一文字 J+8AE6

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「諦」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店
新大字典4 講談社 15858
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 12042
大漢和辞典6 7 大修館書店 35716
大漢語林8 大修館書店 10797

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「諦」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「諦」についての総括
  1. 諦の画数 :16画
  2. 諦の部首 : 言
  3. 諦の読み方:テイ・ダイ・タイ・まこと・つまびらか・あきらめる
  4. 諦の意味 :あきらめる/断念する/明らか/明らかにする
以上で「諦」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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