偶とは、たまたま/思いがけなく/ふとなどの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、人部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。
字体 | 偶 | |
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読み | 音読み | グウ 《外》ゴウ 《外》グ |
訓読み | 《外》たぐい 《外》たまたま 《外》ひとがた |
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部首 | 人部 | |
画数 | 総画数 | 11画 |
部首内画数 | 人部9画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検3級 | |
日本語能力検定 | JLPT N3 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『偶』の字には少なくとも、偶・ 偶・ 偶・ 偶・ 偶・ 偶の6種の読み方が存在する。
意味
- たまたま。思いがけなく。ふと。「偶然・偶成・偶詠・偶吟・偶感・偶発」
- 人形。人の形をしたもの。「偶像・木偶・土偶」
- たぐい。対になる。連れ合い。仲間。「偶語・配偶・好偶・対偶」
- 二で割り切れる数。対義語:奇「偶数」
熟語
木偶【でこ】
でく(木偶)
。
木偶【でく】
木彫りの人形。
「でこ(木偶)」、「もくぐう(木偶)」、「ぼくぐう(木偶)」、「木偶人(ボクグウジン)」とも呼ぶ。
[劇](特に)あやつり人形・くぐつ(傀儡)。
木偶【もくぐう】
でく(木偶)
。
偶蹄目【ぐうていもく】
[学名]Artiodactyla
[哺]ウシ目(牛目)の別称。うしもく(ウシ目、牛目)
。
偶蹄類【ぐうているい】
[英語]artiodactyls/even-toedungulate/cloven-hoofedanimal
[哺]偶蹄目(ウシ目)(Artiodactyla)に属する哺乳類の総称。。
文字コード
「偶」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+5076 |
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JISX0213 | 1-22-86 |
戸籍統一文字番号 2 | 010440 |
住基ネット統一文字 | J+5076 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 366 |
新大字典4 | 講談社 | 660 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 473 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 899 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 470 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「偶」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「偶」についての総括
- 偶の画数 :11画
- 偶の部首 : 人
- 偶の読み方:ゴウ・グウ・グ・ひとがた・たまたま・たぐい
- 偶の意味 :たまたま/思いがけなく/ふと
以上で「偶」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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