「奇」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

奇とは、珍しい／普通とは違うなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、大部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『奇』の字には少なくとも、奇ギ・ 奇キ・ 奇イ・ 奇アイ・ 奇しいめずらしい・ 奇しくし・ 奇しいあやしいの7種の読み方が存在する。

意味

1. 珍しい。普通とは違う。「奇異・奇行・奇人・奇抜・奇妙・好奇・珍奇」
2. 怪しい。不思議な。「奇怪・奇術・奇妙・怪奇・猟奇」
3. 非常に優れている。並外れている。「奇偉・奇才・奇特・奇麗」
4. くしくも。思いがけない。予想外。「奇禍・奇遇・奇跡・奇襲」
5. はした。二で割り切れない数。端。対義語：偶「奇数」

熟語

四字熟語

「奇」の漢字を語中にもつ四字熟語5種を表にまとめる。

奇縁【きえん】

(常識では考えられない)不思議な因縁(インネン)。
思いがけない縁。
合縁奇縁：あいえんきえん(合縁奇縁、合縁機縁、相縁機縁)
。

三奇【さんき】

[中国語]sanqi

奇門遁甲(qimendunjia)で、乙(キノト)・丙(ヒノエ)・丁(ヒノト)の総称。
乙は甲(キノエ)の女、丙は甲の子、丁は甲の妹で庚(カノエ)に嫁すという。
また、乙年丙月丁日や乙月丙日丁刻を吉時とする。

奇兵【きへい】

正規ではない軍隊。敵を奇襲する軍隊。不意を討つ軍隊。

奇蹄類【きているい】

[学名]Perissodactyla

奇兵隊【きへいたい】

[歴]1863年(文久3年)長州藩士高杉晋作(シンサク)らが創設した軍隊。
中間(チュウゲン)・足軽(アシガル)・郷士層を中心に、農商を問わず志願者で編成され、長州藩の尊攘・討幕運動を支えた。藩から武器・俸給を支給され、近代的訓練がなされた。

文字コード

「奇」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「奇」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。