底とは、そこ/物の最下部/いちばん低く平らな所などの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、广部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 底 | |
---|---|---|
読み | 音読み | テイ 《外》タイ |
訓読み | そこ | |
部首 | 广部 | |
画数 | 総画数 | 8画 |
部首内画数 | 广部5画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検7級 | |
日本語能力検定 | JLPT N2 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『底』の字には少なくとも、底・ 底・ 底の3種の読み方が存在する。
意味
- そこ。物の最下部。いちばん低く平らな所。対義語:頂「底角・底部・底辺・底面・底流・海底・眼底・基底・胸底・筐底(きょうてい)・湖底・耳底・心底・水底・船底・地底・徹底・到底」
- 至る。行き着く。「底止」
- 物事の土台となるもの。「底本・根底」
- 《数学》冪や対数のもととなる数。
熟語
四字熟語
「底」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。
大悟徹底 | 追根究底 | 流星光底 |
底荷【そこに】
[英語]ballast
[海]ばらすと(バラスト)。
靴底【くつぞこ】
[英語]sole
[服]靴の底。足裏に触れる部分は「中底(ナカゾコ)」・「インソール(insole)」、地面に触れる部分は「本底(ホンゾコ)」・「表底(オモテゾコ)」・「アウトソール(outsole)」と呼ぶ。
「ソール」とも呼ぶ。
本底【ほんぞこ】
[英語]outsole
[服]あうとそーる(アウトソール)。
珊底羅【さんてら】
[仏]さんちら(珊底羅)
。
底打ち【そこうち】
[経]取引相場で、一番下がった状態。
底打ち感
。
文字コード
「底」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+5E95 |
---|---|
JISX0213 | 1-36-76 |
戸籍統一文字番号 2 | 104820 |
住基ネット統一文字 | J+5E95 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 2502 |
新大字典4 | 講談社 | 4349 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 3118 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 9262 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 3034 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「底」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「底」についての総括
- 底の画数 :8画
- 底の部首 : 广
- 底の読み方:テイ・タイ・そこ
- 底の意味 :そこ/物の最下部/いちばん低く平らな所
以上で「底」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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