「弊」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、害になる/良くない習わしなどの意味をもつ漢字。15画の画数をもち、廾部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「弊」
字体
読み 音読み ヘイ
《外》ハイ
《外》ヘツ
訓読み 《外》つい(える)
《外》つか(れる)
《外》やぶ(れる)
部首 廾部
画数 総画数 15画
部首内画数 廾部12画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準2級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

弊_書き方
弊の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ヘツヘイハイ弊れるやぶれる弊れるつかれる弊えるついえるの6種の読み方が存在する。

意味

  1. になる。くないわし。「弊害・弊風・悪弊・旧弊・語弊・時弊・宿弊」
  2. つかれる。などがる。「疲弊」
  3. やぶれる。れてぼろぼろになる。類義語:「弊衣・弊履」
  4. 自分のことにつける謙称。「弊院・弊園・弊誌・弊行・弊校・弊社・弊店」

熟語

四字熟語

「弊」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

「弊」が入る四字熟語
風清弊絶ふうせいへいぜつ

文字コード

「弊」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「弊」の文字コード一覧
Unicode 1 U+5F0A
JISX0213 1-42-32
戸籍統一文字番号 2 109100
住基ネット統一文字 J+5F0A

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「弊」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 2583
新大字典4 講談社 4499
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 3228
大漢和辞典6 7 大修館書店
大漢語林8 大修館書店 3124

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「弊」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「弊」についての総括
  1. 弊の画数 :15画
  2. 弊の部首 : 廾
  3. 弊の読み方:ヘツ・ヘイ・ハイ・やぶれる・つかれる・ついえる
  4. 弊の意味 :害になる/良くない習わし
以上で「弊」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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