「拳」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、こぶし/手を握ったもの/握りこぶしなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、手部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校卒業/大学/一般レベルの漢字とされる。

漢字「拳」
字体
読み 音読み ケン
《外》ゲン
《外》カン
訓読み こぶし
部首 手部
画数 総画数 10画
部首内画数 手部6画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検2級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

拳_書き方
拳の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ゲンケンカンこぶしの4種の読み方が存在する。

意味

  1. こぶし。ったもの。りこぶし。「拳固(げんこ)・拳骨(げんこつ)・拳法・空拳・強拳・鉄拳」
  2. しい。つさま。「拳拳」
  3. を種々なにして勝負をう遊戯。「じゃん・虫拳・狐拳」
拳【こぶし】
  • 拳骨(ゲンコツ)・握(ニギ)り拳(コブシ)・拳固(ゲンコ)。げんこつ(拳骨)。
  • 熟語

    四字熟語

    「拳」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

    「拳」が入る四字熟語
    拳拳服膺けんけんふくよう 赤手空拳せきしゅくうけん 徒手空拳としゅくうけん

    拳【こぶし】

    拳骨(ゲンコツ)・握(ニギ)り拳(コブシ)・拳固(ゲンコ)。げんこつ(拳骨)。

    拳固【げんこ】

    拳骨(ゲンコツ)・握(ニギ)り拳(コブシ)。げんこつ(拳骨)。
    [俗]五・五十・五百などの五の隠語。

    拳匪【けんぴ】

    [中国語]Quanfei

    [歴]ぎわだん(義和団)

    拳面【けんめん】

    [運](拳法で)五指を曲げて握り締めた拳(コブシ)の、指先から三番目の骨(基節骨)のある面。
    正拳で相手に打ち付ける箇所。せいけん(正拳)、ほうけん(抱拳)。

    空拳【くうけん】

    [中国語]kongquan

    武器なるものを何も持たない、ただの握り拳(コブシ)。また、手に何も持っていないこと。
    (転じて)自分の手以外に何も頼るもののないこと。

    文字コード

    「拳」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

    「拳」の文字コード一覧
    Unicode 1 U+62F3
    JISX0213 1-23-93
    戸籍統一文字番号 2 136770
    住基ネット統一文字 J+62F3

    文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

    検字番号

    検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

    「拳」の検字番号一覧
    書籍 出版社 検字番号
    角川大字源3 角川書店 3323
    新大字典4 講談社 5521
    新潮日本語漢字辞典5 新潮社 4021
    大漢和辞典6 7 大修館書店
    大漢語林8 大修館書店 3794

    辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

    国語施策

    2010年(平成22年)11月
    改定常用漢字表に掲載
    文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

    まとめ

    「拳」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

    「拳」についての総括
    1. 拳の画数 :10画
    2. 拳の部首 : 手
    3. 拳の読み方:ゲン・ケン・カン・こぶし
    4. 拳の意味 :こぶし/手を握ったもの/握りこぶし
    以上で「拳」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

    ウサタロー

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