異体字「稱」については「稱(漢字)」をご覧ください。
称とは、たたえる/褒めて讃えるなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、禾部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 称 | |
---|---|---|
読み | 音読み | ショウ |
訓読み | 《外》あ(げる) 《外》かな(う) 《外》たた(える) 《外》とな(える) 《外》はか(る) |
|
部首 | 禾部 | |
画数 | 総画数 | 10画 |
部首内画数 | 禾部5画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検4級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
字体 | 稱 |
---|---|
画数 | 14画 |
Unicode | U+7A31 |
JISX0213 | 1-67-42 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『称』の字には少なくとも、称・ 称る・ 称える・ 称える・ 称う・ 称げるの6種の読み方が存在する。
意味
- たたえる。褒めて讃える。「称賛・称美・称揚」
- となえる。呼び名。「称号・愛称・仮称・改称・敬称・呼称・公称・詐称・自称・俗称・通称・名称・略称」
- はかる。重さを秤などで量る。「称量」
- かなう。両側がつり合う。「対称・相称」
熟語
併称/並称【へいしょう】
二つのものを併(アワ)せて一つの名称で呼ぶこと。また、その名前。
二つまたはそれ以上には「総称」を用いる。
称号【たたえな】
称えて呼ぶ名。尊称、尊号。
。
換称【かんしょう】
[英語]antonomasia
[哲]あんとのめーじあ(アントノメージア)。
冠称【かんしょう】
[劇][文]つのがき(角書、角書き)
。
称名【しょうみょう】
[仏]仏の名号(ミョウゴウ)を称(トナ)えること。
「唱名(ショウミョウ)」とも呼ぶ。
。
文字コード
「称」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+79F0 |
---|---|
JISX0213 | 1-30-46 |
戸籍統一文字番号 2 | 280120 |
住基ネット統一文字 | J+79F0 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 6805 |
新大字典4 | 講談社 | 11324 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 8205 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 25016’ |
大漢語林8 | 大修館書店 | 7977 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
第5学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「称」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「称」についての総括
- 称の画数 :10画
- 称の部首 : 禾
- 称の読み方:ショウ・はかる・となえる・たたえる・かなう・あげる
- 称の意味 :たたえる/褒めて讃える
以上で「称」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。