「隠」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

隠とは、かくれる／見えなくなる／表面に現さない／潜むなどの意味をもつ漢字。14画の画数をもち、阜部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『隠』の字には少なくとも、隠オン・ 隠イン・ 隠れるかくれる・ 隠すかくすの4種の読み方が存在する。

意味

1. かくれる。見えなくなる。表面に現さない。潜む。対義語：顕「隠顕・隠謀・隠逸・隠居・隠遁(いんとん)・隠密(おんみつ)・隠花植物」
2. かくす。覆う。秘密にする。対義語：顕「隠語・隠滅・隠匿・隠忍・隠蔽(いんぺい)」
3. 重々しい。「隠然」
4. 哀れむ。憂える。類義語：慇「惻隠(そくいん)」
5. 隠岐国(おきのくに)の略称。「隠州(おんしゅう)」

隠の用法：山陰道(行政区画)

山陰道(行政区画)【さんいんどう】とは、飛鳥時代以降における地域区分および行政区画の一つ。五畿七道の一道に数えられる。
現在の京都府北部、兵庫県北部、鳥取県、島根県にまたがる地域をさす。

熟語

四字熟語

「隠」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

隠岐【おき】

[Romaji]Oki

隠【なばり】

隠(ナバ)ること・隠(カク)れること。
。

隠る【なばる】

[自動詞ラ変四段]隠(カク)れる・隠(ナマ)る。
。

雪隠【せっちん】

トイレ・便所(ベンジョ)・厠(カワヤ)。せいちん(西浄)、とうちん(東浄)、とうす(東司、登司)。
一説に「せいちん(西浄)」の転と言われる。

隠元【いんげん】

[人]『人名辞典』いんげん(隠元)
[植]いんげんまめ(インゲンマメ、隠元豆、菜豆)
。

文字コード

「隠」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「隠」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。