「尚」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、なお/まだ/その上に/加えてなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、小部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「尚」
字体
読み 音読み ショウ
訓読み 《外》くわ(える)
《外》たっと()
《外》とうと()
《外》なお
部首 小部
画数 総画数 8画
部首内画数 小部5画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準2級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

尚_書き方
尚の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ショウなお尚ぶとうとぶ尚ぶたっとぶ尚えるくわえるの5種の読み方が存在する。

意味

  1. なお。まだ。そのに。えて。「尚早」
  2. たっとぶ。大切にう。ぶ。う。んじる。「尚古・尚歯・尚武・好尚」
  3. たかい。くする。「尚志・高尚」
  4. ひさしい。しい。時間がたつ。い。「尚友」

熟語

四字熟語

「尚」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

「尚」が入る四字熟語
勤倹尚武きんけんしょうぶ 尊尚親愛そんしょうしんあい 読書尚友どくしょしょうゆう

猶/尚【なお】

[副]相変わらず・やはり。
[副]その上・さらに・いよいよ・ますます。
[副](漢文の訓読で、「なほ……ごとし」の形式をとり)ちょうと……のようだ。

和尚【おしょう】

[梵]upadhyaya、[英語]upajjhaya

[仏]師の僧。受戒の時の師。親教師とも呼ぶ。

和尚【わじょう】

[仏]真言宗・法相(ホッソウ)宗で僧・和尚(オショウ)のこと。
おしょう(和尚)

尚歯/尚齒【しょうし】

老人を尊敬すること。敬老。
「歯」は「よわい(齢)(年齢)」のこと。

尚歯会【しょうしかい】

[歴]江戸後期、渡辺崋山(カザン)・高野長英(チョウエイ)ら蘭学に関心を持つ人々が結成した研究会。
一般には「蛮学社中(バンガクシャチュウ)」、「蛮社(バンハャ)」と呼ばれていた。
敬老会。

文字コード

「尚」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「尚」の文字コード一覧
Unicode 1 U+5C1A
JISX0213 1-30-16
戸籍統一文字番号 2 085220
住基ネット統一文字 J+5C1A

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「尚」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 2154
新大字典4 講談社 3645
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 2664
大漢和辞典6 7 大修館書店 7493’
大漢語林8 大修館書店 2618

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「尚」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「尚」についての総括
  1. 尚の画数 :8画
  2. 尚の部首 : 小
  3. 尚の読み方:ショウ・なお・とうとぶ・たっとぶ・くわえる
  4. 尚の意味 :なお/まだ/その上に/加えて
以上で「尚」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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