「干」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

干とは、ひる／干す／水分を抜く／乾くなどの意味をもつ漢字。3画の画数をもち、干部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『干』の字には少なくとも、干ガン・ 干カン・ 干めるもとめる・ 干すほす・ 干るひる・ 干たて・ 干わるかかわる・ 干すおかすの8種の読み方が存在する。

意味

1. ひる。干す。水分を抜く。乾く。類義語：乾 対義語：満「干拓・干瓢(カンピョウ)・干天・干潮」
2. かかわる。おかす。関わる。預かる。「干渉・干与・干犯」
3. いくらか。少し、わずか、不定の数。「若干」
4. もとめる。欲しがる。「干禄字書」
5. 手すり。おばしま。類義語：杆「欄干」
6. 盾。危険から身を守る防具。防ぐ。「干戈(かんか)・干城」
7. みき。干支の十干を意味する。類義語：幹 対義語：支「十干・干支(えと)」

熟語

四字熟語

「干」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。

十干【じっかん】

[暦]五行(木・火・土・金・水)のそれぞれに、陽の兄(エ)と陰の弟(ト)を付加したもの。
「歳陽(サイヨウ)」とも呼ぶ。えほう(恵方)。

八重干瀬【やびじ】

[Romaji]Yabiji

部屋干し【へやぼし】

洗濯物を屋内(部屋)で干すこと。
。

射干／野干【やかん】

[動]キツネの別称。
きつね(キツネ、狐)
[植]ヒオウギの別称。
ひおうぎ(ヒオウギ、桧扇、檜扇)
。

乾繭／干繭【かんけん】

[農]生の繭(マユ)を保存できるように熱処理して内部の蛹(サナギ)を殺し、乾燥器で乾燥させること。また、乾燥した繭。
生糸(キイト)の原料となり、乾繭2.5トンから生糸が１トン得られる。

文字コード

「干」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「干」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。