「往」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

往とは、ゆく／行く／前に進む／いくなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、彳部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校5年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『往』の字には少なくとも、往オウ・ 往くゆく・ 往いにしえの3種の読み方が存在する。

意味

1. ゆく。行く。前に進む。いく。対義語：来「来往・勇往・一往・往還・往来・往生・往診」
2. ゆき。目的地へ向かう方。行き道。対義語：復「往復・往路」
3. 昔。過去。古。いにしえ。嘗て。「既往・古往・往古・往昔・往年・往時」
4. のち。後。以後。おり。「以往・往往」

熟語

四字熟語

「往」の漢字を語中にもつ四字熟語6種を表にまとめる。

往亡【おうもう】

[暦]おうもうにち(往亡日)
。

往亡日【おうもうにち】

[暦]日々の吉凶(キッキョウ)・生活の指針を示す暦注(レキチュウ)の一つ。立春から七日目など、一年に十二日ある凶日(キョウジツ)。
外出を忌み、出陣・旅行・移転や、結婚・元服・建築なども凶日。

萩往還【はぎおうかん】

[歴][交]江戸時代、萩藩(ハギハン)の街道。全長約50キロメートル。
現在の山口県の萩市と防府市(ホウフシ)の三田尻(ミタジリ)を結ぶ。

探泉往環【たんせんおうかん】

[宗]さーい(サーイ)
。

極楽往生【ごくらくおうじょう】

[仏] 。

文字コード

「往」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「往」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。