「沈」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

沈とは、しずむ／しずめる／底にしずむ／水中などに深く入るなどの意味をもつ漢字。7画の画数をもち、水部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『沈』の字には少なくとも、沈ドン・ 沈チン・ 沈タン・ 沈ジン・ 沈シン・ 沈めるしずめる・ 沈むしずむの7種の読み方が存在する。

意味

1. しずむ。しずめる。底にしずむ。水中などに深く入る。対義語：浮「沈下・沈潜・沈船・沈殿・沈没・撃沈・轟沈(ごうちん)・爆沈・浮沈・陸沈」
2. 気持ちがしずむ。心が落ち込む。胸が塞がる。「沈鬱(ちんうつ)・沈痛・消沈」
3. 落ち着いている。もの静か。没頭する。「沈思・沈潜・沈着・沈重(ちんちょう)・沈黙・沈勇」
4. おちぶれる。酒などに溺れる。零落。「沈酔・沈湎(ちんめん)・沈淪(ちんりん)」
5. 停まる。留まる。滞る。「沈滞」

熟語

四字熟語

「沈」の漢字を語中にもつ四字熟語9種を表にまとめる。

自沈【じちん】

自らその乗っている艦船を沈めること。
。

撃沈【げきちん】

[軍](敵の)軍艦・船舶を砲撃・爆撃・雷撃などによって沈めること。
類語：ごうちん(轟沈)、ばくちん(爆沈)、らいちん(雷沈)
。

沈黙【ちんもく】

鉛のような沈黙、沈黙を守る、沈黙を破る参照だまりこくる(黙りこくる)
沈黙は金、雄弁は銀。
。

雷沈【らいちん】

艦船が水雷に接触して沈没すること。
(特に)魚雷攻撃を受けて沈没すること。
[軍]魚雷攻撃で沈没させること。

爆沈【ばくちん】

艦船が積載している燃料や爆薬などで爆発を起こして沈むこと。
[軍]艦船を爆撃・雷撃・砲撃などで攻撃し、爆破させて沈めること。げきちん(撃沈)、らいちん(雷沈)、ごうちん(轟沈)。

文字コード

「沈」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「沈」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。