爵とは、さかずき/祭礼用の三足の酒器/酒を温めておく器などの意味をもつ漢字。17画の画数をもち、爪部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。
| 字体 | 爵 | |
|---|---|---|
| 読み | 音読み | シャク |
| 訓読み | 《外》さかずき | |
| 部首 | 爪部 | |
| 画数 | 総画数 | 17画 |
| 部首内画数 | 爪部13画 | |
| 国語施策 | 常用漢字 | |
| JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
| 漢字検定 | 漢検準2級 | |
| 日本語能力検定 | JLPT N1 | |
書き方・読み方
書き方

読み方
『爵』の字には少なくとも、爵・ 爵の2種の読み方が存在する。
意味
爵の用法:五爵
五爵【ごしゃく】とは、古代中国発祥の五段階の爵位制度。貴族や功労者に与えられる栄誉ある称号。五等爵。
| 爵位名 | 公爵 | 侯爵 | 伯爵 | 子爵 | 男爵 |
|---|---|---|---|---|---|
| 略字 | 公 | 侯 | 伯 | 子 | 男 |
熟語
子爵【ししゃく】
[英語]viscount
五等爵(公・侯・伯・子・男)の第四。
。
五爵【ごしゃく】
[英語]fivepeerages/fivegradesofthepeerage
公爵・侯爵・伯爵・爵子・男爵の5等級の爵位。ころねっと(コロネット)。
。
公爵【こうしゃく】
[英語]duke/prince(英国以外の)
五等爵(公・侯・伯・子・男)の第一。
「デューク」、「プリンス」とも呼ぶ。[1]こうこく(公国)。
男爵【だんしゃく】
[英語]baron、[ドイツ語]Baron(バローン)/Freiherr(フライヘア)
五等爵(公・侯・伯・子・男)の第五。
「バロン」とも呼ぶ。ばろん(バロン)、ばろねっと(バロネット)。
人爵【じんしゃく】
人が定めた爵位。人から与えられる爵位・名誉。
⇔てんしゃく(天爵)
。
文字コード
「爵」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
| Unicode 1 | U+7235 |
|---|---|
| JISX0213 | 1-28-63 |
| 戸籍統一文字番号 2 | 222010 |
| 住基ネット統一文字 | J+7235 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
| 書籍 | 出版社 | 検字番号 |
|---|---|---|
| 角川大字源3 | 角川書店 | 5607 |
| 新大字典4 | 講談社 | 9469 |
| 新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 6800 |
| 大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 19710’ |
| 大漢語林8 | 大修館書店 | 6661 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「爵」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「爵」についての総括
- 爵の画数 :17画
- 爵の部首 : 爪
- 爵の読み方:シャク・さかずき
- 爵の意味 :さかずき/祭礼用の三足の酒器/酒を温めておく器
以上で「爵」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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