「兆」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

兆とは、きざす／きざし／前触れなどの意味をもつ漢字。6画の画数をもち、儿部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『兆』の字には少なくとも、兆チョウ・ 兆ジョウ・ 兆すきざす・ 兆しきざし・ 兆いうらないの5種の読み方が存在する。

意味

1. きざす。きざし。前触れ。類義語：徴「兆候・吉兆・前兆・予兆」
2. うらない。うらなう。占いの印。「占兆」
3. 極めて数の多いこと。「兆民・億兆」
4. 《命数》数詞のひとつ。1兆は10000億。10000兆で1京。「一兆・十兆・百兆・千兆」

兆の用法：命数法(大数)

命数法(大数)【めいすうほう】とは、数を表す単位。万よりも大きい数については万進法（四桁刻み）の扱いとなる。

熟語

四字熟語

「兆」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

兆【ちょう】

[数]数の単位。10の6乗。
億(オク)(10の5乗)の十倍。

太占／太兆【ふとまに】

[歴]日本の古代に行われた占いの一種。
シカ(鹿)の肩甲骨を焼き、その割れ目の形で吉凶や神意を判断する。
遺跡から出土し、また『魏志倭人伝』にも記載されて、神話としても伝わっている。

吉兆【きっちょう】

よいことが起こるきざし・前ぶれ。吉事の前兆。
。

吉兆【きっちょう】

[経]高級料亭のグループ。
宗家の本吉兆と分家の東京吉兆・京都吉兆・(船場吉兆)・神戸吉兆の総称。1930年(昭和5年)湯木貞一が創業。

死兆交差【しちょうこうさ】

[医]とーてんくろいつ(トーテンクロイツ)
。

文字コード

「兆」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「兆」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。