異体字「做」については「做(漢字)」をご覧ください。
作とは、つくる/つくり出すなどの意味をもつ漢字。7画の画数をもち、人部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 作 | |
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読み | 音読み | サク サ 《外》ショ 《外》ソ |
訓読み | つく(る) 《外》な(す) |
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部首 | 人部 | |
画数 | 総画数 | 7画 |
部首内画数 | 人部5画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検9級 | |
日本語能力検定 | JLPT N4 |
字体 | 做 |
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画数 | 11画 |
Unicode | U+505A |
JISX0213 | 1-48-86 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『作』の字には少なくとも、作・ 作・ 作・ 作・ 作す・ 作るの6種の読み方が存在する。
意味
- つくる。つくり出す。「作詞・作者・作成・作品・作文・工作・試作・製作・創作」
- つくられた物。「遺作・傑作・拙作・著作・名作」
- 耕す。農耕する。農作物の出来。「耕作・間作・米作・豊作」
- なす。なる。行う。振る舞い。「作為・作業・作法・作用・所作・操作・造作・動作・無造作」
- おこす。盛んにする。「作興・振作」
- おこる。発生する。「発作(ほっさ)」
- 「美作(みまさか)国」の略称。「作州」
- 作【さく】
-
- ([中国語]zuo)中国で、手工業の作業場・細工場(サイクバ)。
- [歴]([中国語]zuo)中国宋代以降の手工業者の同職組合。
- ドイツの同職組合:つんふと(ツンフト)
- 作【さく】
-
- [歴]美作国(ミマサカノクニ)の略称。
みまさか(美作) - [歴]美作国(ミマサカノクニ)の略称。
作の用法:山陽道(行政区画)
山陽道(行政区画)【さんようどう】とは、飛鳥時代以降における地域区分および行政区画の一つ。五畿七道の一道に数えられる。
現在の兵庫県南部、岡山県、広島県、山口県にまたがる地域をさす。
山陽道 | ||
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律令国名 | 州名 | 略字 |
播磨国 | 播州 | 播 |
美作国 | 作州 | 作 |
備前国 | 備州 | 備 |
備中国 | 備州 | 備 |
備後国 | 備州 | 備 |
安芸国 | 芸州 | 芸 |
周防国 | 防州周州 | 防周 |
長門国 | 長州 | 長 |
熟語
四字熟語
「作」の漢字を語中にもつ四字熟語6種を表にまとめる。
閨秀作家 | 作史三長 | 作文三上 |
豊年満作 | 磨斧作針 | 陽動作戦 |
作【さく】
[歴]美作国(ミマサカノクニ)の略称。
みまさか(美作)
。
作【さく】
([中国語]zuo)中国で、手工業の作業場・細工場(サイクバ)。
[歴]([中国語]zuo)中国宋代以降の手工業者の同職組合。
ドイツの同職組合:つんふと(ツンフト)
。
化作【けさ】
[仏]形(カタチ)のないものが形をとって現れること。
。
機作【きさ】
[英語]mechanism(メカニズム)
[生]きじょ(機序)。
小作【こさく】
[英語]farmtenancy
[農]参照かじし(加地子)。
文字コード
「作」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+4F5C |
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JISX0213 | 1-26-78 |
戸籍統一文字番号 2 | 006190 |
住基ネット統一文字 | J+4F5C |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 190 |
新大字典4 | 講談社 | 412 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 268 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 518 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 243 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
第2学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
第2学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
第2学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「作」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「作」についての総括
- 作の画数 :7画
- 作の部首 : 人
- 作の読み方:ソ・ショ・サク・サ・なす・つくる
- 作の意味 :つくる/つくり出す
以上で「作」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
おねがい
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