「句」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

句とは、文章や言葉の切れ目などの意味をもつ漢字。5画の画数をもち、口部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校5年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『句』の字には少なくとも、句コウ・ 句グ・ 句ク・ 句キュウ・ 句がるまがる・ 句たるあたるの6種の読み方が存在する。

意味

1. 文章や言葉の切れ目。「句点・句読」
2. 連語。文の構成要素。「禁句・警句・語句・字句・冗句・成句・絶句・引句・文句」
3. 和歌・連歌・俳諧における構成単位。「句意・句法・揚句(あげく)・起句・結句・詩句・初句・千句・俳句・発句(ほっく)・連句」
4. 俳句。「句会・句稿・句作・句集・佳句・秀句・選句・名句」
5. コウ。司る。類義語：勾「句押」
6. コウ。曲がる。屈む。類義語：勾・鉤「句芒」

句の用法：絶句

絶句【ぜっく】とは、《漢詩》四句で構成される代表的な詩型の一つ。起承転結(起承転合)とも。

熟語

四字熟語

「句」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

惹句【じゃっく】

[経][放]きゃっちふれーず(キャッチフレーズ)
[経][放]きゃっちこぴー(キャッチコピー)
。

節句／節供【せっく】

[暦]季節の変わり目に、神に食物を供(キョウ)する節日(セチニチ)。
また、その行事。
神に供(ソナ)えた節供(セチク)を飲食して祝う。

折句【おりく】

[文]各句の初めと終わりに詠み込んだものは「沓冠(クツカブリ)」と呼ぶ。あくろすてぃく(アクロスティック)。
。

孕み句／孕句【はらみく】

[文]連歌・俳諧の座で、あらかじめ用意しておいた句。
宿構(シュッコウ)の句。
(転じて)前々から考えていたこと。

こくり／高句麗【こくり】

[歴]高麗軍(コウクリ)の転訛。
こうくり(高句麗、高勾麗)
。

文字コード

「句」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「句」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。