「応」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「應」については「應(漢字)」をご覧ください。

とは、こたえる/呼びかけに答える/返事・返答するなどの意味をもつ漢字。7画の画数をもち、心部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校5年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「応」
字体
読み 音読み オウ
《外》ヨウ
訓読み こた(える)
《外》まさ(に…べし)
部首 心部
画数 総画数 7画
部首内画数 心部3画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検6級
日本語能力検定 JLPT N1
異体字「應」
字体
画数 17画
Unicode U+61C9
JISX0213 1-56-70

書き方・読み方

書き方

応_書き方
応の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ヨウオウ応に…べしまさに…べし応えるこたえるの4種の読み方が存在する。

意味

  1. こたえる。びかけにえる。返事・返答する。対義語:「応酬・応答・呼応」
  2. したがう。きにってく。「感応・反応・順応・供応・即応・応対・応接・応援・応急・応戦・応報・応募・臨機応変」
  3. ふさわしい。う。「適応・対応・照応・相応・応分・応用」
  4. 当然のさま。まさに。

熟語

四字熟語

「応」の漢字を語中にもつ四字熟語5種を表にまとめる。

「応」が入る四字熟語
因果応報いんがおうほう 応接不暇おうせつふか 四神相応しじんそうおう
臨機応変りんきおうへん 輪廻応報りんねおうほう

応供【おうぐ】

[仏]仏(ホトケ)の十の称号の一つ。
世のすべての人の供養(クヨウ)を受けるに値いする人、の意味。あらかん(阿羅漢)、ぶつのじゅうごう(仏の十号)。

慶応【けいおう】

[歴]江戸末期、孝明(コウメイ)・明治天皇朝の年号。
1865(元治2,慶応元.4.7)~1868(慶応4,明治元.9.8)。

応県【おうけん】

[中国語]YingXian

中国中北東部、山西省(ShangxiSheng)(サンセイショウ)北部の朔州市(ShuozhouShi)東部にある県。1056年(天喜4年)建立の仏宮寺釈迦塔(応県木塔)(高さ67.31メートル)がある。

応化仏【おうけぶつ】

[仏]けぶつ(化仏)

応化身【おうけしん】

[仏]おうじん(応身)

文字コード

「応」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「応」の文字コード一覧
Unicode 1 U+5FDC
JISX0213 1-17-94
戸籍統一文字番号 2 116780
住基ネット統一文字 J+5FDC

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「応」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 2734
新大字典4 講談社 4727
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 3405
大漢和辞典6 7 大修館書店 10347’
大漢語林8 大修館書店 3286

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第5学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「応」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「応」についての総括
  1. 応の画数 :7画
  2. 応の部首 : 心
  3. 応の読み方:ヨウ・オウ・まさに…べし・こたえる
  4. 応の意味 :こたえる/呼びかけに答える/返事・返答する
以上で「応」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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