「柵」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、木や竹などで編みこんだ垣根/矢来(やらい)などの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、木部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校卒業/大学/一般レベルの漢字とされる。

漢字「柵」
字体
読み 音読み サク
《外》サン
《外》セン
《外》シャク
《外》セキ
訓読み 《外》しがらみ
《外》とりで
《外》やらい
部首 木部
画数 総画数 9画
部首内画数 木部5画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検2級

書き方・読み方

書き方

柵_書き方
柵の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、センセキシャクサンサクやらいとりでしがらみの8種の読み方が存在する。

意味

  1. などでみこんだ垣根。矢来(やらい)。「竹柵・鉄柵」
  2. しがらみ。べてたえることで水流をせきめるもの。「恋の・世間の柵」
  3. とりで。さな。「柵塁」

熟語

臥柵【がさく】

[英語]fraise

[軍]ふれいず(フレイズ)

渟足柵【ぬたりのき】

[Romaji]Nutarinoki/NutarinoKi

[歴]飛鳥時代、日本海方面の蝦夷(エゾ)征討のため越後国に設けられた前進基地。
木柵で囲まれた城柵で、柵戸(キノヘ、サクコ)と呼ばれる一種の屯田兵的な民が守備していた。
647(大化3)信濃川右岸に設置。

渟足柵【ぬたりのさく】

[Romaji]Nutarinosaku/NutarinoSaku

[歴]ぬたりのき(渟足柵)

払田柵跡【ほったのさくあと】

[歴]秋田県大仙市(ダイセンシ)払田にある、平安時代初期の城柵跡。国指定史跡。
9~10世紀後半、中央政権の出先機関として設置した役所で、遺跡のほかに木簡・墨書土器・漆紙文書(ウルシガミモンジョ)など数多く出土しているが、六国史(リッコクシ)などの史料に記述がなく不明な点も多い。

磐舟柵【いわふねのき】

[Romaji]IwafunenoKi

[歴]飛鳥時代、日本海方面の蝦夷地(エゾチ)経営のため越後国に設けられた基地。
木柵で囲まれた城柵で、柵戸(キノヘ、サクコ)と呼ばれる一種の屯田兵的な民が守備していた。
648(大化4)設置。

文字コード

「柵」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「柵」の文字コード一覧
Unicode 1 U+67F5
JISX0213 1-26-84
戸籍統一文字番号 2 165130
住基ネット統一文字 J+67F5

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「柵」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 4120
新大字典4 講談社 6899
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 4946
大漢和辞典6 7 大修館書店 14665
大漢語林8 大修館書店 5016

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「柵」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「柵」についての総括
  1. 柵の画数 :9画
  2. 柵の部首 : 木
  3. 柵の読み方:セン・セキ・シャク・サン・サク・やらい・とりで・しがらみ
  4. 柵の意味 :木や竹などで編みこんだ垣根/矢来(やらい)
以上で「柵」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。