「渋」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

渋とは、しぶ／しぶい味／柿しぶ／苦いなどの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、水部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『渋』の字には少なくとも、渋ジュウ・ 渋シュウ・ 渋るしぶる・ 渋いしぶい・ 渋しぶの5種の読み方が存在する。

意味

1. しぶ。しぶい味。柿しぶ。苦い。「渋柿(しぶがき)・渋面(しぶつら)・生渋(きしぶ)・苦渋」
2. しぶる。滞る。滑らかに進まない。「渋滞・晦渋(かいじゅう)・難渋」
3. 物から浸み出る赤黒い液。「茶渋」
4. 錆。水あか。「水渋(みしぶ)・金渋(かなしぶ)・鉄渋(かなしぶ)・地渋(じしぶ)」

熟語

渋【しぶ】

柿渋の略称。
かきしぶ(柿渋)
。

渋谷【しぶや】

[Romaji]Shibuya

しぶやく(渋谷区)
[交]しぶやえき(渋谷駅)
。

柿渋【かきしぶ】

渋柿(シブガキ)の若い果実から採取した汁を発酵させて濾(コ)した赤黒い液体。
防水・防腐用の塗料として木・麻・紙などに塗ったり、漆器(シッキ)の下塗りにも使用する。また、団扇(ウチワ)や提灯(チョウチン)に塗るのは防火のため。

渋紙【しぶがみ】

和紙を貼り合せて柿渋(カキシブ)を塗り、丈夫(ジョウブ)にした紙。
包み紙や唐傘(カラカサ)などの雨具に使用する。かきしぶ(柿渋)。

渋民【しぶたみ】

[Romaji]Shibutami

岩手県中央部、岩手郡玉山村(タマヤマムラ)の中心地区。中央を北上川(キタカミガワ)が流れる。
詩人石川啄木(タクボク)の故郷で、石川啄木記念館がある。

文字コード

「渋」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「渋」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。