「聖」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、ひじり/知徳の優れた人/尊敬される人物などの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、耳部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「聖」
字体
読み 音読み セイ
セント
《外》ショウ
訓読み 《外》ひじり
部首 耳部
画数 総画数 13画
部首内画数 耳部7画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検5級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

聖_書き方
聖の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、セントセイショウひじりの4種の読み方が存在する。

意味

  1. ひじり。知徳のれた。尊敬される人物。「聖君・聖賢・聖主・聖哲・三聖」
    • 《儒教》道理をめた。「聖教・聖帝・聖徳・亜聖・先聖・聖天子」
    • 《仏教》。高徳の。「聖僧・聖衆(しょうじゅ)・聖人(しょうにん)・賢聖・四聖・大聖」
    • 《キリスト教》聖人。Sanctus(Saint)の音訳。「聖イエス・ヨハネ」
  2. そのの真理をめた。特定分野の第一人者。「楽聖・棋聖・聖上・聖徳・聖業・聖勅・聖詔・聖旨・聖体・聖寿・聖恩・聖代・列聖」
  3. 天子。またはそれにずるにそえる敬語。「聖上・聖天子・聖徳・聖業・聖勅・聖詔・聖旨・聖体・聖寿・聖恩・聖代・列聖」
  4. らか。れない。い。「聖域・聖火・聖書・聖戦・聖像・聖壇・聖地・聖土・聖母・聖夜・神聖」
  5. 清酒。対義語:「清聖濁賢」
聖【ひじり】
  • 太陽のように天下の物事を知っている人。
  • 「日知り」の意味で、原意は「天文暦数に長ずる人」という。
  • (転じて)天下を統治する天子・天皇。
  • 仙人。
  • 清酒の別称。
  • 知徳の高い人。聖人。
  • (転じて)高徳の僧。高僧。
  • 僧侶・出家者の呼称。
  • 官僧以外の一般の僧侶。
  • 各地を遊行(ユギョウ)して布教や勧進(カンジン)を行う、高野聖(コウヤヒジリ)・遊行聖・勧進聖などの略称。こうやひじり(高野聖)。
  • 江戸末期、呉服(ゴフク)の行商人。
  • 聖【しょう】
  • [仏]境遇に左右されない境地の人。
    ⇔ぼん(凡)
  • 熟語

    四字熟語

    「聖」の漢字を語中にもつ四字熟語4種を表にまとめる。

    「聖」が入る四字熟語
    廓然無聖かくねんむしょう 聖人君子せいじんくんし 聖人無夢せいじんむむ
    聖読庸行せいどくようこう

    聖【ひじり】

    太陽のように天下の物事を知っている人。
    「日知り」の意味で、原意は「天文暦数に長ずる人」という。
    (転じて)天下を統治する天子・天皇。

    聖【しょう】

    [仏]境遇に左右されない境地の人。
    ⇔ぼん(凡)

    棋聖【きせい】

    将棋の名人位の一つ。
    他に名人・王将・竜王・王位・棋王・王座がある。
    囲碁の名人位の一つ。

    聖祖【せいそ】

    [中国語]Shengzu

    天子の祖先。また、聖明な祖先。
    [人]中国清朝の第4代皇帝、康煕帝(KangxiDi)(コウキテイ)の廟号(ビョウゴウ)。

    聖歌【せいか】

    [英語]sacredsong

    [楽]神聖な歌。
    [宗][楽]神や仏をたたえる宗教歌。
    [宗][楽](特に)キリスト教で典礼に用いる、神や聖人をほめたたえる賛歌。

    文字コード

    「聖」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

    「聖」の文字コード一覧
    Unicode 1 U+8056
    JISX0213 1-32-27
    戸籍統一文字番号 2 324500
    住基ネット統一文字 J+8056

    文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

    検字番号

    検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

    「聖」の検字番号一覧
    書籍 出版社 検字番号
    角川大字源3 角川書店 7789
    新大字典4 講談社 12948
    新潮日本語漢字辞典5 新潮社 9452
    大漢和辞典6 7 大修館書店 29074’
    大漢語林8 大修館書店 9117

    辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

    国語施策

    1946年(昭和21年)11月
    当用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
    1958年(昭和33年)
    学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
    昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第6学年の配当漢字として公示される。
    1977年(昭和52年)
    学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
    昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第6学年の配当漢字として公示される。
    1981年(昭和56年)10月
    常用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
    1989年(平成元年)
    学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
    平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
    9」に
    第6学年の配当漢字として公示される。
    2010年(平成22年)11月
    改定常用漢字表に掲載
    文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
    2017年(平成29年)
    学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
    令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
    第6学年の配当漢字として公示される。

    まとめ

    「聖」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

    「聖」についての総括
    1. 聖の画数 :13画
    2. 聖の部首 : 耳
    3. 聖の読み方:セント・セイ・ショウ・ひじり
    4. 聖の意味 :ひじり/知徳の優れた人/尊敬される人物
    以上で「聖」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

    ウサタロー

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