銘とは、しるす/石碑に刻んだ文字などの意味をもつ漢字。14画の画数をもち、金部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 銘 | |
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読み | 音読み | メイ 《外》ミョウ 《外》ベイ |
訓読み | 《外》しる(す) | |
部首 | 金部 | |
画数 | 総画数 | 14画 |
部首内画数 | 金部6画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準2級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
目次
書き方・読み方
書き方
読み方
『銘』の字には少なくとも、銘・ 銘・ 銘・ 銘すの4種の読み方が存在する。
意味
- しるす。石碑に刻んだ文字。「銘刻・銘文・碑銘」
- 器具などに刻んだ名。「刀銘・無銘」
- 故人の姓名や官位を記したもの。「銘旗・銘旌(めいせい)」
- 心に深く刻んで忘れない。「銘記・感銘・肝銘」
- 特に質の良い品。「銘菓・銘柄・銘酒・銘茶」
熟語
四字熟語
「銘」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。
正真正銘 | 銘肌鏤骨 |
記銘【きめい】
[心]記憶の第一段階で、経験・学習した内容を覚えること・記憶として定着させること。
「銘記」とも呼ぶ。めいき(銘記)、こくめい(刻銘)。
刻銘【こくめい】
金属・石の製品・作品や銘板(タブレット)・金属板(プレート)などに製作者の名前・製造番号などを刻むこと。きめい(記銘)。
に刻まれた文字。
キクメイセキ/菊銘石【きくめいせき】
[動]きくめいし(キクメイシ、菊目石、海花石)
。
日本三銘うどん/日本三銘饂飩【にほんさんめいうどん】
[食]四国の讃岐(サヌキ)うどん・名古屋のきしめん・秋田の稲庭(イナニワ)うどんの総称。いなにわうどん(稲庭うどん、稲庭饂飩)。
。
方広寺鐘銘事件【ほうこうじしょうめいじけん】
[歴]1614年(慶長19年)徳川家康が方広寺の鐘銘で豊臣氏を追求したこと。
鐘銘の「国家安康」・「君臣豊楽」は文英清韓(ブンエイ・セイカン)という僧侶。『人名辞典』せいかん(清韓)。
文字コード
「銘」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+9298 |
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JISX0213 | 1-44-35 |
戸籍統一文字番号 2 | 458230 |
住基ネット統一文字 | J+9298 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 10566 |
新大字典4 | 講談社 | 17792 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 13320 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 40385 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 12044 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「銘」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「銘」についての総括
- 銘の画数 :14画
- 銘の部首 : 金
- 銘の読み方:メイ・ミョウ・ベイ・しるす
- 銘の意味 :しるす/石碑に刻んだ文字
以上で「銘」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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