「難」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

難とは、むずかしい／かたい／物事を楽に進められないなどの意味をもつ漢字。18画の画数をもち、隹部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『難』の字には少なくとも、難ナン・ 難ナ・ 難ダン・ 難ダ・ 難しいむずかしい・ 難いにくい・ 難いかたいの7種の読み方が存在する。

意味

1. むずかしい。かたい。物事を楽に進められない。対義語：易「難易・難解・難関・難局・難所・難色・難題・難病・難問・難論・困難・至難」
2. 憂い。苦しみ。災い。「難儀・海難・急難・救難・苦難・災難・受難・遭難・盗難・避難」
3. 責める。咎める。詰る。「難詰・難点・非難・弁難」

熟語

四字熟語

「難」の漢字を語中にもつ四字熟語6種を表にまとめる。

苦難【くなん】

参照げっせまね(ゲッセマネ)
。

阿難【あなん】

[仏][人]あーなんだ(アーナンダ、阿難)
。

八難【はちなん】

[仏]仏を見ることも、法を聞くこともできない八つの悪い世界。
「八無暇(ムカ)」、「八難処」とも呼ぶ。
【1】地獄、【2】餓鬼、【3】畜生、【4】長寿天、【5】辺地(ヘンジ)、【6】聾盲(「病」垂れ+「音」:4579)(「病」垂れ+「亞」:4568)(ロウモウオンナ)、【7】世智弁聡(セチベンソウ)、【8】仏前仏後。

難し【むつかし】

[古]気に入らない、機嫌が悪い。
[古]うっとうしい、むさくるしい、気詰まりだ、気が晴れない。
[古]わずらわしい、やっかいだ。

突難【とつなん】

[俗][病]突発性難聴の略称。
とっぱつせいなんちょう(突発性難聴)
。

文字コード

「難」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「難」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。