「項」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、物事を小分けした一つ一つの事柄/法律・文章・決算などの単位などの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、頁部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「項」
字体
読み 音読み コウ
《外》ゴウ
訓読み 《外》うなじ
部首 頁部
画数 総画数 12画
部首内画数 頁部3画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検4級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

項_書き方
項の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ゴウコウうなじの3種の読み方が存在する。

意味

  1. 物事を小分けしたつの事柄。法律・文章・決算などの単位。「項目・款項・条項・事項・別項・要項」
  2. 数式・数列などを構成するの要素。「初項・移項・常項・多項式・単項式・同類項・一般項」
  3. うなじ。すじのろ部分。後頭部の。「項領・項背」

項の用法:法令形式(本則)

法令形式(本則)【ほうれいけいしき】とは、法令や規則、契約書の内容を書き並べた構造体系。日本の法律はこの形式で記述されている。

法規本則の構造
項目 英語
Part
Chapter
Section
Subsection
Division
Article
Paragraph
item

熟語

ポハン/浦項【ぽはん】

[朝鮮語]Pohang

ほこう(浦項)

項羽【こうう】

[中国語]XiangYu

[人]中国、秦末の武将(BC.232~BC.202)。名は籍(Ji)、字(アザナ)は羽。楚(Chu)(ソ)の人。

タングート/党項【たんぐーと】

Tangut、[中国語]Dangxiang、[英語]theTanguts

[歴]6世紀から14世紀にかけて中国西北辺境で活躍したチベット系の民族。
もと青海から四川・西康にいたる東方一帯にいたが、吐蕃(トバン)(チベット族)の圧迫を受けて東遷し、陝西(センセイ)・甘粛(カンシュク)地方に移り、後魏北周のころから中国に侵冦していた。
この中で陝西の夏州にいた族長拓跋(タクバツ)思恭(TabaSigong)は黄巣の乱の平定に功があり、唐から李姓を与えられた。

毒薬条項【どくやくじょうこう】

[英語]poisonpill

[経]ぽいずんぴる(ポイズン・ピル、ポイズンピル)

敵国条項【てきこくじょうこう】

[英語]enemyclauses/enemystatesarticles

国際連合憲章の第53条と第107条。
第二次世界大戦の枢軸国であった日本・ドイツ・ルーマニア・ブルガリア・ハンガリー・フィンランドの7ヶ国が、国際連合憲章に違反して侵略などの軍事行動を起こした際に、連合国であったアメリカなどが安全保障理事会の許可なくそれらの諸国に対し軍事制裁を課す事が出来るとした差別条項。
敵国名は明記されていない。

文字コード

「項」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「項」の文字コード一覧
Unicode 1 U+9805
JISX0213 1-25-64
戸籍統一文字番号 2 491090
住基ネット統一文字 J+9805

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「項」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 11209
新大字典4 講談社 18932
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 14119
大漢和辞典6 7 大修館書店 43343
大漢語林8 大修館書店 12807

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「項」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「項」についての総括
  1. 項の画数 :12画
  2. 項の部首 : 頁
  3. 項の読み方:ゴウ・コウ・うなじ
  4. 項の意味 :物事を小分けした一つ一つの事柄/法律・文章・決算などの単位
以上で「項」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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