桂とは、クスノキ科の常緑高木/モクセイ・ニッケイなどの芳香樹の総称/かつら/カツラ科の落葉高木などの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、木部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 桂 | |
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読み | 音読み | ケイ ケ |
訓読み | かつら | |
部首 | 木部 | |
画数 | 総画数 | 10画 |
部首内画数 | 木部6画 | |
国語施策 | 人名用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準1級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『桂』の字には少なくとも、桂・ 桂・ 桂の3種の読み方が存在する。
意味
クスノキ科の常緑高木/モクセイ・ニッケイなどの芳香樹の総称/かつら/カツラ科の落葉高木
- 桂【かつら】
-
[Romaji]Katsura
- 京都府京都市西京区の地域名。
桂川西岸で、桂清水町(カツラシミズチョウ)に桂離宮がある。- 古称は山城国葛野郡の「桂の里」。かつらめ(桂女)。
- [交]かつらえき(桂駅)
- [歴]かつらめ(桂女)
- [古]かつらむら(桂村)
- 京都府京都市西京区の地域名。
- 桂【けい】
-
- [植]けい(ケイ、桂)
- ([中国語]Gui)中国南部の広西チワン族自治区(GuangxiZhuangzuZizhiqu)の別称。
こうせいちわんぞくじちく(広西チワン族自治区、広西壮族自治区)- 広西省のころ、桂林(Guilin)が省都だったことから。
- 桂【かつら】
-
- [植]かつら(カツラ、桂)
- [中国伝説]月にあるという想像上の樹。
つきのかつら(月の桂)- (転じて)月。
桂の用法:将棋駒
将棋駒【しょうぎこま】とは、本将棋(九x九のマスで遊ぶ二人用ボードゲーム)で扱う駒の名称。
駒名 | 略称 | 成駒 |
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王将(おうしょう) 玉将(ぎょくしょう) |
王・玉 | なし |
飛車(ひしゃ) | 飛 | 竜(龍) |
角行(かくぎょう) | 角 | 馬 |
金将(きんしょう) | 金 | なし |
銀将(ぎんしょう) | 銀 | 全(金と同じ) |
桂馬(けいま) | 桂 | 圭(金と同じ) |
香車(きょうしゃ) | 香 | 杏(金と同じ) |
歩兵(ふひょう) | 歩 | 今・と(金と同じ) |
熟語
桂【けい】
[植]けい(ケイ、桂)
([中国語]Gui)中国南部の広西チワン族自治区(GuangxiZhuangzuZizhiqu)の別称。
こうせいちわんぞくじちく(広西チワン族自治区、広西壮族自治区)
広西省のころ、桂林(Guilin)が省都だったことから。
。
桂【かつら】
[Romaji]Katsura
京都府京都市西京区の地域名。
桂川西岸で、桂清水町(カツラシミズチョウ)に桂離宮がある。
古称は山城国葛野郡の「桂の里」。
桂【かつら】
[植]かつら(カツラ、桂)
[中国伝説]月にあるという想像上の樹。
つきのかつら(月の桂)
(転じて)月。
。
桂林【けいりん】
[中国語]Guilin
けいりんし(桂林市)
。
桂女【かつらめ】
[歴]京都郊外の桂の里に住んでいた、神功皇后を祭神とする御香宮(ゴコウノミヤ)に属する巫女(ミコ)。
正月・婚礼・出産・祈祷・出陣などに諸家を訪れ、祝言の祓(キラエ)や花嫁の付き添いなどの奉仕を行った。
「桂姫(カツラヒメ)」、「桂」とも呼ぶ。
文字コード
「桂」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+6842 |
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JISX0213 | 1-23-43 |
戸籍統一文字番号 2 | 166200 |
住基ネット統一文字 | J+6842 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 4182 |
新大字典4 | 講談社 | 6966 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 5016 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 14755 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 5081 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「桂」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 桂の画数 :10画
- 桂の部首 : 木
- 桂の読み方:ケイ・ケ・かつら
- 桂の意味 :クスノキ科の常緑高木/モクセイ・ニッケイなどの芳香樹の総称/かつら/カツラ科の落葉高木
ウサタロー