「朱」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

朱とは、あか／わずかに黄を帯びた赤／緋／紅などの意味をもつ漢字。6画の画数をもち、木部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『朱』の字には少なくとも、朱ス・ 朱シュ・ 朱あけ・ 朱あかの4種の読み方が存在する。

意味

1. あか。わずかに黄を帯びた赤。緋。紅。「朱唇・朱色・朱引(しゅびき)・朱門・朱雀(すざく)・朱鷺(とき)」
2. 赤色の顔料。「朱漆・朱肉・朱墨」
3. 朱漆・朱肉・朱墨の略称。「朱印・朱硯(しゅけん)・朱筆・皆朱(かいしゅ)・堆朱(ついしゅ)」
4. 朱子。宋(南宋)の儒学者。朱熹(しゅき)。「程朱(ていしゅ)・朱文公」
5. 江戸時代の貨幣の単位の一つ。16朱で1両。類義語：銖「一朱・一朱金・一朱銀・一朱判」

朱の用法：三貨制度

三貨制度【さんかせいど】とは、江戸時代における三種の通貨(金・銀・銭)が流通した貨幣制度。金貨には小判・一分伴、銀貨には丁銀／小玉銀、銭貨には寛永通宝などが用いられた。

熟語

朱【しゅ】

[色]朱色。
しゅいろ(朱色)
朱色の顔料。水銀と硫黄(イオウ)の化合物(硫化第二水銀)。

朱砂【すさ】

しんしゃ(辰砂)
。

二朱【にしゅ】

[歴]江戸時代の金額。
二朱が八枚(16朱)で一両になる。しゅ(朱)。

朱子【しゅし】

[中国語]Zhuzi

朱砂【しゅさ】

しんしゃ(辰砂)
。

文字コード

「朱」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「朱」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。